あさぎり@小田急MSR
小田急線・藤沢駅で購入した特急「あさぎり」の特急券です。券名が「特別急行券」となっています。「特別急行」を略して「特急」となるわけですが、特別でない「急行」がほぼ絶滅状態にあるJRでは「特別急行」という表現は表面上お目にかかれません。ただ、JRの旅客営業規則をめくると「特別急行料金」という表現があ るので、用語として死んでいるわけではないようです。
(MSR端末券)
このきっぷは小田急のMSR端末で発券されたもので、端末の外観はJRのMR32型に酷似しています。だから印字もおそらく感熱だと思います。きっぷのほとんどの項目に標準で英字標記が付いているのは外国人にとって親切だと思いますが、ちょっと字が細かすぎるような感じがします。「あさぎり」は全車指定席で自由席の設定はないので、「発車時刻後の変更・払戻はできません」という至極ごもっともな注意書きがあります。
あと、見逃せないのは列車名の下に(RSE)と車両形式が表記されていることです。私の手持ちで一代前のSR端末の券(いずれも平成13年)にはない情報です。平成16年のホームの特急券券売機で発券したものについてはありました。なので、SR端末末期には追加された機能なのかもしれません。VSE・EXE・MSEなどロマンスカーのほかの形式でも表記されますが、JR東海の371系がどう表記されるのか気になるところです。
371系はそのまま(371系)と表記されます。
端末が更新された平成15年に座席番号がABCDに変更された時にはすでに表記されていました。
おそらく端末更新と同時ではないかと推測されます。
投稿情報: きた | 2009年10 月22日 (木曜日) 01時52分
MSR端末は感熱ですが印字の保持製は良くないです。特に擦れには弱く、財布の札入れ部分などに入れっぱなしにしていると一月で薄くなってきます。ちなみに二色印字は出来ますが、赤ではなく灰色です。
現在は他のロマンスカーと同様に「特別急行券」の表記になっていますが、ドットインパクト式のSR端末(L型マルスの様な緑色の券紙)が健在だったころにはあさぎり号のみ「特急券」と表記してありました。
投稿情報: 無人快速 | 2009年10 月22日 (木曜日) 14時36分
>きたさん
情報ありがとうございます。今度試してみたいと思います。
小田急の端末券は平成14〜18年で手持ちがないので、SR→MSRの置き換え時期がわかりませんでした。案外昔だったんですね。
>無人快速さん
端末の外観はよく似てても、JRのMR32とは紙質が違う感じはします。ファイルにしまって保存しても徐々に印字が消えていく感じがして、保存性はあまり期待できないような印象があります。
投稿情報: 今出川 | 2009年10 月27日 (火曜日) 22時18分