徳島乗換
在来線特急列車の特急券は一列車ごとに一枚必要というのが原則です。しかし、最近では特急列車の系統分割が進み、昔は一列車で行けた区間も今では乗継が必要になっている区間が多くあります。そういった利用客に対して一列車ごとに一枚の特急料金を買わせるのは不利益になるので、指定された駅で乗換をし、途中下車をしないことを条件に複数列車の特急券を通算で発売できる特例があります。
最新の時刻表によるとその特例は現在8つあります。以前紹介した水戸駅での乗継や北近畿ビッグXネットワークも含まれます。先日、そのうちの一つ徳島乗換を利用してきました。
徳島乗換は岡山~高松~牟岐間の特急列車を利用し、徳島駅で乗り換える場合に特急料金が通算できる特例です。かつて特急「うずしお」は一部列車が徳島以南の牟岐線に乗り入れていましたが、平成11年に牟岐線の区間を特急「むろと」に分割し全列車徳島発着となりました。現在、高徳線~牟岐線を特急列車で移動する場合には必ず徳島駅で乗換をする必要があります。
これはそのときに「うずしお」→「むろと」に乗り継いだ特急券です。私はいつものように席無し券1枚にそれぞれの列車の指のみ券が付くと思っていたんですが、1枚にまとまっていました。ちゃんと【徳島乗換】と印字されていて、新八代乗換の九州新幹線の特急券に非常によく似ています。こんなものが出せてしまうなんて初めて知りました。
こうなると他のパターンでもどうなるや指のみ券でも出せるのか試してみたくなりました。しかし、窓口係員の技量によっては意図したものが出てこなかったり、規則自体を知らずに打ち切り計算されてしまう可能性があるのが少々悩ましいところです。
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