いい旅ふた旅ひだ91号
◆種別:特急
◆区間:名古屋→高山
10月1日から「ぎふデスティネーションキャンペーン(ぎふDC)」が始まりました。こういったDCが開催されるとイベント列車(=ヲタ列車)が運転されて、われわれ鉄ヲタもそれを追いかけて集客の一部&わずかばかりの経済効果に貢献するわけですが、JR東海がそういったヲタ列車を運転するかどうかは疑問でした。
結局のところ、プレスリリースで発表された内容は土曜日を中心に名古屋~高山間に特急「いい旅ふた旅ひだ91号」をダジャレ満載の列車を運転するというだけに止まりました。この列車の指定が取れた場合にのみ発売する専用の往復きっぷが設定されたため、敢えて列車名を区別したのかもしれません。ダイヤは多客期に運転されている「ひだ81号」と同じで、途中停車駅は岐阜・美濃太田・下呂と必要最小限に絞られています。
車両は定期列車の特急「ひだ」と同じJR東海名古屋車両区のキハ85系でした。特にヘッドマークが取り付けられたりすることもなく、放送もホームの案内も単に「ひだ91号」となっていました。3両編成のうち1両が自由席で、1両半が指定席、半室がグリーン席でした。指定が取れないと往復きっぷを購入できないので、編成をわざと短めにして往復きっぷの発売枚数を調整しているような印象を受けました。
きっぷは名古屋駅のエクスプレス券売機で購入しました。ちゃんとこの列車の指定が取れるように設定されていました。指定は名古屋→岐阜間という短い区間になっていますが、岐阜発の往復きっぷと併用したため実際には名古屋→高山間のフル区間で乗車しています。
せっかく前展望に近い席が取れたんですが、当日朝の「ムーンライトながら」で名古屋入りしていたので、乗車後速攻爆睡モードに突入し、岐阜駅を発車した記憶がありませんでした。そして、目覚めたら久々野駅を通過していたので、高山線内はほぼ爆睡していたことになります。
ちなみに岐阜~高山間は割引きっぷの効果もあって満席だったようでしたが、高山駅で下車した乗客の半分ぐらいは高山を観光することなく上高地・松本方面へのバスに乗り換えていきました。JR東海の目論見とは違った使われ方をしている感じがしたのは否めませんでした。
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