足利大藤まつり
◆種別:快速
◆区間:いわき~足利
快速「足利大藤まつり」号は「あしかがフラワーパーク」の藤の花の季節に合わせ、平成18年以降毎年GW前後にいわきから常磐線・水戸線を経由して「あしかがフラワーパーク」へ行く観光客向けに運転されている列車です。常磐線沿線からは「びゅう」の日帰りパックツアーの設定があります。
ここ2年はJR東日本勝田車両センターのE653系付属編成(4両)で運転されていましたが、勝田のE653系が全て新潟車両センターへ転出してしまったので、今年はどの車両で運転されるか密かに注目されていました。
(両毛線・富田)
今年は新潟車両センターの国鉄色の485系(T18編成)で運転されました。3月のダイヤ改正で特急「北越」や快速「くびき野」が廃止されて定期運用を失い、動向が注目されていた車両でもあります。近々廃車になるという噂もあり、これが最後の首都圏乗り入れになるのではないかと言われていました。
「あしかがフラワーパーク」の藤の花がピークになるのはだいたいGW後半の5月に入ったあたりです。なので、私が乗車した4月25日は早すぎで、パックツアーの客は半分もいませんでした。その代わりヲタの利用の方が多かったぐらいでした。
このT18編成は「足利大藤まつり」号の運転を終え、新潟車両センターに返却されたのち、5月のさよなら運転を以って廃車となりました。この写真に写っているヘッドライトが2灯になった先頭車(クハ481-1508)は北海道向け特別耐寒耐雪形車として製造され、特急「いしかり」として走った経歴もある車両です。廃車後は新潟市にある新津鉄道資料館で保存・展示されることとなり、10月上旬から公開されるようです。
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