新千歳空港の指定席券売機
今日から3回は指定席券売機のネタです。
JR6社の中でJR北海道は指定席券売機の普及がもっとも進んでおらず、札幌・旭川・新千歳空港の3駅にしかありません。苫小牧とか函館とかそれなりに需要がありそうな駅はありますが、この3駅以外には広がっていません。記憶違いでなければ、導入はむしろJR四国よりは早かったんですが…。
(新千歳空港駅改札)
そのうち、新千歳空港駅には指定席券売機が3台あります。 この改札口の向かって左側にみどりの窓口と指定席券売機1台があり、右側に指定席券売機が2台あります。そのほかに両側に近距離券売機があります。指定席券売機は熱転写タイプのMV30型です。
(NHMV1)
(NHMV2)
右側の指定席券売機で購入したものです。駅名が長すぎて入りきらないため、それぞれ「新千歳NHMV1」と「新千歳NHMV2」と略された発売箇所表記になっています。
この券売機ちょっと面白いことになっています。左側が「NHMV1」で、こちらは快速「エアポート」の指定券と乗車券のみしか発券できません。しかも現金専用機です。現金専用の指定席券売機はここでしか見たことがありません。右側の「NHMV2」は「エアポート」に加え南千歳乗り換えの特急列車の特急券も購入やインターネット予約の受け取りもでき、クレジットカードにも対応しています。
(JLMV1)
左側の指定席券売機で購入した「エアポート」の指定券です。この端末はNHMV2と同じ機械です。平成20年10月時点で既にありました。発売箇所は「新千歳JLMV1」というちょっと略された表記になっています。
んで、NHやJLはそれぞれ何ぞ?と言うと、これは航空会社の略号です。NHが全日空でJLが日本航空です。改札右側は全日空の出発到着口から近く、左側は日本航空から近いためそのような表記になっているようです。空港駅独特の表記だと思います。
なお、JR北海道の車内誌に3駅に設置されている指定席券売機を2月に新型に置き換えるという記事が出ていたそうです。新型機はおそらく感熱タイプのMV50型だと思いますが、発売箇所表記がどうなるか密かに注目しています。もしかしたらすでに置き換えられているかもしれませんが。
はじめまして。地元在住者です。
少々古い話になりますが、2月頃に札幌、新千歳空港、旭川の3駅ともMV50に置き換わりました。
基本的に設置台数は変わっていませんが、これまで一部の券売機をuシート専用としていたところ、置き換え後はすべての券売機でuシート以外も購入可能となり、また、クレジットカードも使用可能になりました。
さらに、一部の機械では定期券発行機能が付加され、Kitaca(旭川除く)・磁気のいずれのて行き件にも対応しています。
また、全体的な機能も大幅強化され、北海道でははじめてとなる「時刻検索から購入」メニューが設定され、全国の任意の列車の購入も可能となりました。
機能的にはJR東日本のものに酷似しており、北海道新幹線開業後を見据えたものと思われます。おそらくえきねっとの北海道エリアでの受取に対応させることも視野に入っているのではないかと。
新幹線開業後は、新函館北斗、木古内の両駅にも同一機種が設置されるようですが、それに加えて、おそらく函館にも設置されるのではと推測しています。
投稿情報: たぬ | 2015年8 月 2日 (日曜日) 14時04分
情報ありがとうございます。
多機能のJR東日本の指定席券売機に慣れた立場で、JR北海道の指定席券売機を触った印象はずいぶん機能を制限して使っている印象でした。
ご指摘の通り、来春の北海道新幹線開業を控え「えきねっと」受取にも対応していくんでしょうし、指定席券売機の機能も同等レベルに合わせているんでしょうね。
投稿情報: 今出川 | 2015年8 月 4日 (火曜日) 22時34分