SLシルク両毛号
◆種別:快速
◆区間:桐生→高崎
JR東日本高崎車両センター所属のSL「C61-20」は昭和50年の廃車後、群馬県伊勢崎市の公園にて保存されていました。平成23年6月に復活したのちは群馬県内を中心に運行されています。
平成23年11月3日には保存されていた両毛線・伊勢崎駅までC61牽引の臨時列車が運行され、いわば「里帰り」を果たしました。その後、毎年11月3日に以下のように列車名や客車や運転区間を変えて両毛線でC61の里帰り列車が運行されています。
往路 復路 使用客車 運転区間
平成23年 EL SLいせさき 旧型客車 高崎~伊勢崎
平成24年 EL SL両毛 12系客車 高崎~桐生
平成25年 SL ELいせさき 12系客車 高崎~伊勢崎
平成26年 EL SLシルク両毛 12系客車 高崎~桐生
昨年の往路の高崎→桐生間は快速「ELシルク両毛」号として、復路の桐生→高崎間は「SLシルク両毛」として運転されました。客車は12系客車でSLと電気機関車(EL)のプッシュプルで運転でした。
平成23年の「SLいせさき」の指定券は凄まじく激戦だったと聞いていますが、昨年はこのように「えきねっと」でも取れているのでそこまでではなかったようです。 ちなみに私と同じボックスの隣席は最後まで現れませんでした。
SL・ELともこのような専用のヘッドマークが取り付けられていました。今回、何ゆえ列車名に「シルク」が入ったのかはわかりませんが、群馬県は先ごろ世界文化遺産に指定された富岡製糸場を擁し、昔から養蚕が盛んな地域です。また、この列車の発着地である桐生は絹織物で有名で、昭和初期までは基幹産業として当地の経済を支えました。
連休中でパックツアー枠でいくらか抜かれていた車両があったせいもあり、座席は7~8割埋まっていました。ヲタ率も高かったように見えました。また、途中の伊勢崎駅では41分の停車時間があったこともあり、乗客以外の多くの見物客で賑わいました。
写真は両毛線・岩宿駅で撮影したものです。SLの周辺は人でごった返していたので、これだけ撮るのが精いっぱいでした…。
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