寝台料金の割引
JRグループの運賃・料金制度の中で料金部分も割引になるものの代表的なものとして「ジパング倶楽部」の割引があります。年会費3770円で運賃・特急料金等が3割もしくは2割引(加入初年の3回だけ)になる割引証が20枚交付されます。
厚遇過ぎる「ジパング倶楽部」に対する愚痴は本題ではないので書きません。おそらく私が65歳のジジイになって利用資格を得る頃には日本中で高齢者だらけですから、制度が破たんしてなくなっていると思います。
そんな「ジパング倶楽部」の割引でも以下の料金は割引対象外となります。
- 「のぞみ」「みずほ」の特急料金・グリーン料金
- 寝台料金すべて
- グリーン個室
- グランクラス料金と利用する際の特急料金
- 寝台列車の個室を利用する際の特急料金
とにかく寝台料金は対象外です。ただし、個室でない寝台を利用した場合の特急料金部分については割引適用になるっぽいです。
ここでふと考えました。寝台料金が割引になる割引制度はないものか??
JR東日本には「ジパング倶楽部」と同じような高齢者向けの会員組織で「大人の休日倶楽部」というものがありますが、「大人の休日」の割引条件もジパングと同じでした。また、JR本州三社の株主優待割引もいずれも対象外でした。
福利厚生の一環で社員とその家族向けに支給されているJR各社の社員割引について確認してみました。手持ちに寝台を利用したきっぷが何枚かあるんですが、以前下手に画像を載せてJR関係者を名乗る人物(ただし真偽不明)が半ば脅迫まがいに難癖つけられたことがありました。面倒なことは嫌いなので控えます。結果としては以下の通りでした。
- 寝台特急…特急料金=半額、寝台料金=無割引
- 寝台急行…急行料金=無料、寝台料金=無割引
意外なことに社員様の割引でも寝台料金までは割引になっていませんでした。
かつて「寝台料金の一部には税金が含まれているから、割引することはできない」というような説を聞いたことがありましたので、私の中では「寝台料金が割引になる割引制度はない」と結論付けかけました。ところが身近なところに盲点を見つけました。
「レール&レンタカーきっぷ」です。私がかつて福岡出張に行った際に利用したものです。直行で昼までに博多に行けばよかったので、出張で寝台特急「はやぶさ」を利用するクサレぶりです。チケッターがちょっと邪魔でわかりにくいですが、寝台料金が5670円になっているのがわかるかと思います。これは当時の正規の寝台料金6300円の1割引です。もっとも、この券は会社のコーポレートカードで決済したため金額はあまり意識していませんでしたが…。
HPを見てみたところ、確かに開放型B寝台の寝台料金だけは割引対象になっています。社員割引も「ジパング」も対象外なのに、なぜ「レール&レンタカーきっぷ」だけ割引対象になっているかは正直わかりませんし、不思議に感ずるところではあります。
こんばんは。
>「寝台料金の一部には税金が含まれているから、割引することはできない」という説を聞きました
おかしな話ですね。
通行税は消費税に合わせて廃止されましたし、税金という意味ではあらゆる鉄道の切符には消費税が含まれているはずです。寝台料金だけに含まれる税金があるのでしょうか。
寝台税(仮称)は割引できないが、消費税の含まれる乗車券、特急券は割引制度があるというのも合理性を欠きます。また、かつて存在した寝台特急が使える特企券もある意味寝台料金の値引きと言えます。
その方を問い詰める気は全くありませんが、どういうルートで税金があるから割引できないという情報を得たのかが気になるところです。
投稿情報: ああああ | 2014年8 月10日 (日曜日) 20時41分
20年ぐらい前にJR職員(しかも保線関係)の子供から聞いた話ですので、そんなに真剣に捉えないでください。人づての人づての人づてのような話なんだと思います。
投稿情報: 今出川 | 2014年8 月11日 (月曜日) 01時05分