KTR青春フリーきっぷ
JRのきっぷではないので私のブログの趣旨からは外れるんですが、いちおう関連性があるということで紹介します。北近畿タンゴ鉄道(KTR)ではJRの「青春18きっぷ」の利用客に対して、自社全線フリーの「KTR青春フリーきっぷ」というものを発売しています。
KTRの西舞鶴・福知山・豊岡の各駅の窓口でその日の日付印の入った「青春18きっぷ」を提示することが条件で、500円で全線が1日フリーになります。効力は普通・快速列車限定で、そこはJRの「青春18きっぷ」と同じです。
それぞれの駅の窓口営業時間内での発売なので、あまり朝早くや夜遅くはNGです。参考までに営業時間を記しておきます。これら三駅以外や車内での発売はありません。
- 西舞鶴駅…7:30~17:00
- 福知山駅…7:30~17:30
- 豊岡駅 …8:00~17:40
大きさはJRの85mm券より一回り小さいサイズです。裏面にはこのきっぷの使用時は「青春18きっぷ」を合わせて提示するよう注意書きがあります。
【ひとこと】
500円という価格はかなり魅力的です。発売各駅から天橋立駅までの片道よりも安いので使わない手はないです。私は西舞鶴~豊岡間の片道1回利用で丹後半島を横断しただけでしたが、それでも1680円かかるところを500円で済んでしまいました。実際よく売れていまして、JRのきっぷにうまく便乗した感じです。
三陸鉄道でも「青春18きっぷ」所持者に対して同じような割引きっぷを発売していました。片やいわて銀河鉄道ではHP上で沿線以外の客の利用を想定した割引きっぷは発売しないと明言していました。会社によって考え方はそれぞれだなと思います。他社の企画に便乗して乗客を取り込んで、自社の収入を増やすのも商売のやり方の一つだとは思うんですが…。
使い勝手…★★★★☆
お得感…★★★★☆
当日発売…可(当日発売のみ)
小児用…なし
青春18には直接便乗していませんが、しなの鉄道も通年春と秋のシーズンに一日フリーきっぷを発売していますね。対照的にいわて銀河鉄道よりも青い森鉄道の方が「地元客以外の利用は想定していない」ときつい表現でいかにもあの「北海道&東日本パス」でさえ、使って欲しくなさそうな書き方をしているのは驚きました。運賃配分などの面などでJRと様々な事情があるんでしょうね。そもそも、新幹線並行路線は開業時に廃止というあの切り捨て法律自体をなんとかすべきだと思うんですが・・。
投稿情報: MT54 | 2008年9 月 5日 (金曜日) 05時40分
盛岡〜八戸間はIGR+青い森と新幹線特定特急券との料金差が400円程度しかないので、よほどヒマか400円が惜しいかこだわりがない限り新幹線を使うと思います。片道一回有効で2000円程度の割引きっぷを設定してみれば多少新幹線から奪い返せると思うんですが…。
並行在来線の件は法律で一律に決めるよりも地域の実情を鑑みて個別に対応すべきだと思います。地域にとってどうしても必要であれば佐賀県鹿島市のように激しい抵抗運動をするでしょう。個人的には並行在来線は新幹線開通によって利益を享受する地元が加算運賃や上下分離を飲んで、JRに運行させるべきだと思います。
投稿情報: 今出川@松本 | 2008年9 月 6日 (土曜日) 13時36分