レトロホエール
▼種別:快速
▼運転区間:小牛田~女川
私は5年ほど仙台市に住んでいました。しかし宮城県内のJR線完乗は達成できず、東北線・岩切~利府間と石巻線・前谷地~女川間を残して仙台を離れることになりました。その後、東北線の方は乗りましたが、石巻線はいつでも乗れると思っていたせいもあり今までずっと乗らずじまいでした。
今回、5月最終週という微妙に中途半端な時期に石巻線・小牛田~女川間で旧型客車を使用した快速「レトロホエール」号が運転されました。あまり乗る気はなかったんですが、前日に窓口で空席を調べてもらったところ、往復とも普通に窓側が空いていたため石巻線完乗を兼ねて乗ることにしました。
女川町へは車で2~3回行ったことはあったんですが、こういう契機がなければなかなか列車で行くことはなかったと思います(私が仙台にいた当時は、仙台支社があまりヲタ列車に熱心でなかったというのもあります)。ちなみに女川町は捕鯨基地の町でした。そのため列車名に「ホエール」がついたのかなと思っています。
終点の女川駅は行き止まりホームになっていて、機関車の入れ替えができません。そのため旧型客車3両の前後にディーゼル機関車が連結されるという贅沢な(?)編成が組まれていました。旧型客車はいつものようにJR東日本高崎車両センター所属で、機関車は前後いずれも郡山運転所のDE10でした。小牛田駅には石巻線・気仙沼線・陸羽東線のディーゼル車両が配置されている小牛田運輸区が隣接しているんですが、ディーゼル機関車の配置はないようです。
また、東北新幹線との接続を考慮し古川~小牛田間に接続列車「レトロホエールリレー号」(普通列車扱い)も運転されたのも特筆モノだったと思います。
当日の天気は最悪でしたが、車内はほぼ満席で賑わっていました。車両のやりくりの問題はあるでしょうが、定期的に運転すれば一定の集客になるような感じがしました。
写真は石巻線・女川駅で撮影したものです。下り列車到着後折り返しまでずっとホームに留置されていたのでゆっくり撮影することができました。
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