Kaeruくんリターンズ25
快速「五日市線開業85周年」号の帰路に、「Kaeruくん」で連絡券を買って前々から行ってみたかった高尾山へみようと思い立ち、Kaeruくんのある五日市線・武蔵引田(むさしひきだ)駅に降り立ちました。
JR四国に同じ漢字の引田(ひけた)駅があります。武蔵引田駅が大正15(1926)年開業に対し、引田駅は昭和2年開業です。だいたい後から開業した方に旧国名を付けて区別するのが一般的ですが、こちらは早く開業した方に旧国名が付いています。これは五日市線の前身である南武鉄道が昭和19年に国鉄に編入された際に、別の駅名から改称されて武蔵引田駅となったためです。
(武蔵引田駅のKaeruくん)
武蔵引田駅は平成18年3月にKaeruくんが導入されています。ここで高尾接続の京王線・高尾山口(たかおさんぐち)駅までの連絡券を購入してみました。連絡運輸の範囲内にあり、運賃は520円(うちJR分が400円)であることは事前に携帯で確認しておき、手元に小銭を用意しておきました。
オぺ:「いらっしゃいませ。」
私:「高尾乗換で京王線の高尾山口まで欲しいんですが」
オぺ:「高尾山口ですね。少々お待ち下さい。」
意外や高尾山口の存在を知っていました。Kaeruくんのオペレーターは盛岡にいるので、高尾山口なんて駅はまず知らないと思っていました。しかし、これなら話は早そうです。期待通りスムーズに作業は進み、ディスプレイに乗車券の情報が表示されました。
そして発券の段階になって初めて金額が表示されるんですが、なぜか670円になっていました。私の当初計算とは違います。でも、その時は自分の間違いかと思い、黙って追加の小銭を投入しました。冷静に考えてみると、ただでさえ運賃が安い京王線の高尾~高尾山口間(=一駅間)が270円もするわけがありません。
小銭を投入した直後に機械の向こうから「あっ!間違えた」という声が聞こえました。どうやらおかしいことに気づいたようでした。
オぺ:「ちょっと間違えてしまったんで、もう一度作り直します。一旦お金戻しますね。」
私:「…はい。」
どういうふうに間違えたのかちょっと気になったんですが、入れたお金が一旦全部戻ってきました。
そして、二度目ではちゃんと520円で発券されました。前回の分倍河原接続の時と同じように金額入力で120mm券での発券でした。ちなみに京王線の分倍河原~高尾山口間の運賃が270円です。私鉄連絡券の金額入力はJR部分と私鉄部分の運賃を手入力するので、JR線はちゃんと400円で入力したものの、京王線の運賃を高尾からの120円ではなく分倍河原からの270円を入力したため間違えたのかなと推測しています。
【現地ガイド】
◆場所…五日市線・武蔵引田駅
◆時刻…午前9時半ごろ
◆オペレーター…オッサン
◆マルス端末…なし
【オマケ】
時期的に紅葉を期待して高尾山へ出かけたわけですが、11月中旬ではいくらなんでも早すぎました。高尾山いえど所詮東京でした。
(高尾山口駅から臨む高尾山)
ところで、高尾山はフランスのタイヤメーカーであるミシュラン社が監修する「グリーン・ミシュラン」(≒観光ガイド)に三つ星評価の観光地として掲載されました。そのせいか老若男女・国籍問わず登山客がとにかく多く、ロープウェイもケーブルカーも40分待ちで、頂上は足の踏み場もないぐらい人でごった返していました(私は待つのが嫌だったため動力に頼らず自力で登りました)。いい運動になって楽しかったんですが、高尾山の何がフランス人の琴線に触れ、三つ星を得たのかはよくわからずじまいでした。
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