JR北海道の指定席券売機3
JR北海道の指定席券売機では他社にはないもっとも特徴的な機能として、普通の近距離券売機と同じサイズ(「エドモンソン券」とも言いますが)の乗車券と普通回数券が発券できることです。ただし、この機能については全ての駅で使えるわけではなく、札幌・旭川・新千歳空港といった大きな駅では非対応でした。
近距離券の購入メニューはこんな感じです。利用頻度の高い札幌・新千歳空港が別で設定があり、あとは100Km以内の区間の運賃に対応しています。画面にある通りこのメニューではクレジットカードでの購入ができません。KitacaなどのICカードやオレンジカードでの購入もできません。
購入し実際に使用した乗車券です。通常メニューのきっぷと同じ券紙を使っているので、当然のごとくこういった水色の券になります。非磁気券でホログラムなしでしたが、15年ぐらい前までJR四国の駅にもこの色の券紙の近距離乗車券がありました。
丸コジックっぽい字体は特徴的ですが、様式は近距離券売機で発券されるものとほとんど変わりません。ただし、日付の下の発券端末の番号が8704と面白いことになっています。琴似駅には1台しか指定席券売機がないのに、なぜ8704なのかと…。
ちなみに、同じ指定席券売機で普通に特急券を買った際には「琴似駅MV1」とこのようにありがちな発売箇所表記になります。券番も通しにならないので、同じ筐体の中にまったく別のシステムが共存しているような感じなんでしょう。
同じ日の夜に千歳駅に行って、指定席券売機で同じものを購入してみました。こちらの発券端末の番号が8708になっていました。ひょっとしたらJR北海道社内で8701から始まる通番になっているのかもしれません。
ご無沙汰しております。
JR北海道のMV端末発行のエドモンソン券の「近距離きっぷ」については、拙ブログでも記事にいたしましたが、手稲駅は「8705」と琴似駅と連番?と思わせる番号となっており、新札幌駅は「8709」と千歳駅と連番?と思わせる番号となっています。
「87**」の4ケタの数字が「近距離きっぷ」の発売機能のあるMV端末だけに付番されているのか、全てのMV端末に付番されているのかどうかは不明ですが、設置駅は異なっていても番号は連番で付番されているように思えなくもありません。
それにしましても、千歳駅のMV発行のエドモンソン券に、千歳線を表す(千)の記号が記載されているとは思いませんでした。
昨年千歳駅で下車した際に、(千)の記号が記載されているだろうか?と思い、通常の券売機で購入してみたところ、エドモンソン券には記載なし、85ミリの料金券には記載ありでしたので、近距離券が主体となるエドモンソン券への(千)の記載は省略しているのだろう・・・と勝手に思っておりましたので、今回の画像を拝見して驚きました。
投稿情報: 菅沼天虎 | 2016年4 月10日 (日曜日) 21時08分
この機能、MV設置スペースを確保するため、既存の近距離券売機を一部撤去した小規模な駅でのみ、その代替として実装されているようです。
そのため、十分なスペースがあった札幌や新千歳空港などの大規模駅では、この機能を使用していないものと考えられます。
JRシステムのWebサイトのMV端末紹介ページでも案内されている機能ですので、JR北海道オリジナルではなく、全社共通のオプション機能なのでしょう。
ただ、JR北海道以外にこのオプションを選択した会社があるかどうかは分かりませんが。
投稿情報: たぬ | 2016年4 月16日 (土曜日) 19時03分