硬券の乗車整理券1
ホームライナー等の乗車整理券は今でこそほとんどが機械発券ですが、かつては硬券もありました。
(A型硬券)
このきっぷは昭和62年にJR北海道で発売された乗車整理券の硬券です。乗車整理券は大人・小児同額なので、小児断線はありません。
最初にこのきっぷを見た時「アホなきっぷだなぁ…」と思いました。こういった常備のきっぷが改版されるのは運賃・料金変更のタイミングぐらいですが、このきっぷは親切心からか列車の発車時刻が印刷されているため、ダイヤ改正で列車の時刻が変わるたびに改版しなければなりません。
運賃・料金の変更は数年に一度ですが、ダイヤ改正は毎年行われます。列車の時刻さえ印刷しなければ、きっぷの原版を何年も使い回せたのではないかと思ったからです。こういう些細なところに国鉄時代の無駄があったのかなと感じました。
もっとも、ダイヤ改正で時刻が変わった場合は赤ボールペンで発車時刻を修正して対処していた場合もあったようです。手持ちにはありませんが、そういうきっぷを見たことがあります。それはそれでちょっと微妙な気がしますが…。
これ、回送扱いなので、愛称名もないので、乗れる列車を特定するのは時刻しかない!という事情なのでは。
確かにダイヤ改正のたびに改版が必要ですが、それは「必要経費」と割切って作った券なのでしょう。きっと。
投稿情報: 海優2割76 | 2015年6 月27日 (土曜日) 23時31分
そうかもしれませんね。
今の感覚だともったいない気がしますが…。
投稿情報: 今出川 | 2015年7 月 4日 (土曜日) 00時12分