JR西日本管内でのえきねっと受取
北陸新幹線が開業した3月14日よりJR西日本の一部駅で、JR東日本の「えきねっと予約」の受け取りができるようになりました。「えきねっと」で予約した北陸新幹線の予約がJR西日本の駅でも受け取れるよう利便性を考慮した結果です。逆にJR東日本の一部駅で、JR西日本の「5489サービス」の受け取りもできるようになっています。
「えきねっと」の受け取りができる対象駅は糸魚川~金沢間の北陸新幹線停車駅と福井・芦原温泉・加賀温泉・小松・和倉温泉の10駅限定で、関西や中国地方の駅での受け取りはできません。福井以東の特急停車駅をカバーしたと思われますが、「なぜ七尾はない?」というのは素朴な疑問です。
(金沢駅)
(小松駅)
このきっぷはJR西日本管内の「みどりの券売機」で受け取った「えきねっと予約」の現物です。いずれも左下の券番の下に「えきねっと発券」と印字されています。
私が下の券を受け取った小松駅の「みどりの券売機」です。ディスプレイの左上には「えきねっと」の受け取りができる旨を示すステッカーが貼られています。
JR西日本の「みどりの券売機」では自社の「5489サービス」に加え、JR東海と運営する「エクスプレス予約」やJR九州の予約サービスの受け取りもできます。小松駅ではこれに「えきねっと予約」が加わったので、JR北海道と自前の予約システムを持たないJR四国を除くJR4社の予約サービスの受け取りができます。ディスプレイ表示は何ともカラフルになっています。
利用者にとってはとても便利な仕組みですが、一点落とし穴があります。「えきねっと予約」でも東海道新幹線などJR東海の路線を含むものは受け取りができないことです。利用者のことを一顧だにしない、こういう会社間のしょうもない意地の張り合いはそろそろ何とかならんものかと思います。
これ、4社受け取りで一見便利なように見えますが、押すボタンを間違えると当然受け取れません。
ネット予約が統一されていないのが原因ですが、各社の思惑があって統合はないでしょうね。
JR各社からすれば小田急と東武と京成の予約システムが統合されていない、他社の駅で受け取りができないのと同様と考えているのかもしれませんが、利用者からすれば同じJRですからね。
みどりの窓口ならどこの会社でも購入できるので尚更です。
投稿情報: ttt | 2015年6 月18日 (木曜日) 13時09分
普通に便利なサービスだと思います。
ネット予約をする=当然どの会社のサービスか認識した上で利用するわけですから、引き換え時に予約サービスを間違う可能性はあまりないのではないかと。
JR共通の予約サービスはプッシュホンサービスがありましたが、大して発展することなく終了してしまったのは残念でした。
投稿情報: 今出川 | 2015年6 月20日 (土曜日) 01時25分