サンライズシングル
寝台特急「サンライズ瀬戸」のB寝台1人用個室「シングル」の寝台券です。以前紹介した「ソロ」と同じように列車名が「サンライズ瀬戸シングル」となっています。「サンライズ出雲」の場合も同様になります。
「ソロ」も「シングル」もB寝台1人用個室であることには変わりませんが、「シングル」は「ソロ」より客室が広く値段も1080円だけ高いです。客室数は「ソロ」20室に対し、「シングル」は78室です。「シングル」は編成の中で設定数が最も多く主力商品的な位置づけです。
「シングル」は1階・2階・車端部の平屋の3パターンに分かれます。値段はいずれも同じです。このきっぷの7号車9番は1階です。写真もその時のものです。目線の高さがプラットホームあたりになり、駅停車中の景色は残念ですが、窓は大きく走行中の景色は問題ないですし揺れが少ない(ように感じる)のがメリットです。
実際に「ソロ」と「シングル」を乗り比べてみた感想としては、1000円ちょっとしか変わらないなら「シングル」に乗った方がいいと感じました。「シングル」は価格差以上に広々としていて快適性が全然違います。「ソロ」は着替えに苦労するぐらいの狭さですが、「シングル」は立って着替えができます。
JR西日本は「サンライズエクスプレス」登場当初それなりにやる気があって、結果次第では「サンライズエクスプレス」を他の列車に展開する意向を持っていたようですが、特に広がることもなく現在に至っています。大阪発着や九州直通の寝台列車が全廃されたのはご存じのとおりです。
また、多客期に設定されていた広島発着の「サンライズゆめ」や「サンライズ瀬戸」の松山延長運転もいつの間にか運転されなくなっています。幸い「瀬戸・出雲」の利用状況は悪くはないようですから、しばらくこのままの現状維持が続くような感じがします。
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