E7系あさま
(E7系「あさま」の並び:長野駅)
今年3月のダイヤ改正より長野新幹線にE7系が投入されました。E7系は来年春に開業する北陸新幹線に投入される予定で、一足早く長野新幹線でのデビューとなりました。北陸新幹線の上越妙高以西を運行するJR西日本はE7系とほぼ同型のW7系を導入することになっています。
ちなみに長野新幹線で活躍中のE2系も長野新幹線でのデビューに先立って半年前から東北新幹線「やまびこ」で使用されていました。→関連記事 先行投入するのは慣らしの意味もあるでしょうが、E2系の初期型も運転開始から17年経っており、置き換えの必要にも迫られたんだと思われます。E7系充当列車は3月当初は7往復だけでしたが、8月8日以降は15往復に倍増します。
E7系はE2系から4両増えた12両編成となっています。導入に先立って長野新幹線各駅ではホーム長を12両に対応させる工事を行っています。
【E2系】
自・自・自・指・指・指・G・指
【E7系】
自・自・自・自・自・指・指・指・指・指・G・GC
(←東京) (長野→)
列車によっては自由席と指定席の割合が異なるものはあります。とにかく目新しいのは12号車にグランクラスが導入されていることです。グランクラスの導入は東北新幹線E5系に続いてのもので、北陸新幹線に対する意気込みを感じます。
デザインは「和の未来」をコンセプトとしており、奥山清行氏の監修によるものです。奥山氏はJR東日本の車両のデザインに多く関わっており、E5系やE6系も奥山氏によるものです。奥山氏の採用やグランクラスの導入から鑑みるにE7・W7系の設計にはJR東日本の意向が多く反映されたように見えます。
私個人的には今までの奥山氏の鉄道車両のデザインはいずれもあまり好きではないんですが、E7系については普通にカッコいいと思います。
(E7系グリーン席)
私は新しいもの好きなのでさっそくE7系のグランクラスとグリーン車を試してきました。グランクラスについては別の機会に記事にします。グリーン車は紺色の落ち着いた色合いで、落ち着いた雰囲気でした。ヘッドレストは上下にスライドします。見た感じではあまり幅が広くなさそうに見えましたが、それなりの座席幅は確保されていました。
グリーン車乗車時の特急券です。グリーン車が11号車にあることから、E7系であることがわかります。この「あさま518号」は長野~大宮間ノンストップのため、所要時間がわずか57分と1時間を切っています。なので、もう少し長く座っていたかったなという感じはしました。
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