高田お花見号
◆種別:快速
◆区間:新潟~高田
少々気が早いですが桜の話題です。
(高田公園の桜)
新潟県上越市に高田公園という桜の名所があります。もともとは高田城という城があったところで、その跡地に造られた公園です。明治期にはこの地に旧陸軍の師団が編成され、それを記念して在郷軍人会が桜の木を植えたのが始まりだそうです。今では約4000本植えられているそうです。
(高田公園の夜桜)
夜にはぼんぼりでライトアップされ、夜桜がきれいなことでも有名で、上野公園・弘前公園と並んで「日本三大夜桜」のうちの一つなんだそうです。
桜のピークの季節になると、各地から観光客が押し寄せます。高田公園の周辺は大渋滞し、身動きするのも一苦労です。一昨年から高田へのアクセス列車として、新潟~高田間で快速「高田お花見」号が運転されています。
(新潟駅)
車両はJR東日本新潟車両センターの485系でした。新潟駅到着時に撮影したので正面LEDは「回送」になっていますが、運転時は「臨時」という表示でした。私が乗車した日は8両編成で運転されました。新潟県内を発着とするパックツアーが組まれていたようで、6~7割は指定席が埋まっていたように見えました。
新潟 高田
上り 11:58 → 14:26
下り 21:37 → 19:36
ダイヤは上記のとおりでした。同区間を快速「くびき野」が2時間ちょっとで結んでいるので、往路は定期列車より若干時間を要しています。また、桜を見る行楽用の列車にしては出発が昼前と遅く、帰りも遅いです。おそらく帰りは夜桜を楽しんで帰れる時間を出発時刻とし、そこから滞在時間を逆算して出発時刻にしたような感じです。
昨年、私は復路のみ利用しました。臨時列車ですが「えきねっと」対応でした。公園周辺が大渋滞だったので余裕を持ってシャトルバスに乗るため、早めに撤収しました。だから正直なところ、夜桜をじっくり楽しむのであればもう30分欲しかったところですが、新潟に着くのが遅くなりすぎるのも困るので痛し痒しな感です。
なお、今年の4月にも運転される予定です。来年3月には北陸新幹線が開業することに伴い、直江津~高田間を含む信越線が第三セクター会社に移管されます。高田までの臨時列車がJRから直通運転されるかは流動的であり、今年が最後の運転となる可能性も無きにしもあらずだと思っています。
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