ハウステンボスカウントダウン号
▼種別:特急
▼運転区間:ハウステンボス→博多
長崎県佐世保市にある「ハウステンボス」では年越しのカウントダウンイベントがあります。通常は20~22時で閉園するところを、この日に限っては午前3時まで営業しています。園内はいたるところでライトアップされていて、非常にきれいです。そのためかカウントダウンイベントに参加するには通常料金より割高のカウントダウンチケットが必要となります。
(ライトアップの様子)
私は今年の年明けにこのカウントダウンイベントに行ってきました。その前にハウステンボスに行ったのは14年前でした。その間、経営破たんし経営母体が変わりました。破たん以前はあくまでオランダの街並みの再現を追求し大人向けな造りだったのが、お化け屋敷だの人気アニメとコラボしたイベントなど家族連れ受けするようなものが増えて、ちょっと俗っぽくなった印象はありました。
JR九州では毎年カウントダウンイベント帰りの客を運ぶために佐世保・長崎へ行く普通列車や博多行の臨時特急「ハウステンボスカウントダウン」号を運転しています。
これは私が帰りに利用したものです。私のメインイベントはこの列車に乗ることでした。ただ、乗るだけでは面白くないので、ついでにカウントダウンイベントにも行ってきたものです。券面の列車名は「ハウステンボスC」となっています。
昨年は1:10発の70号を皮切りに5本運転されており、私が利用した1:50発の72号は2本目の列車でした。カウントダウンイベントは0時過ぎには終わり、すぐに園内から出ないでもいいんですが、特にやることもなかったので外に出ました。結果的に寒いハウステンボス駅で待つ羽目になり、1本前でもよかった感です。
この列車が発車する時間帯はハウステンボス駅のみどりの窓口は閉まっています。乗車券や自由席特急券は券売機や出張窓口で発売していましたが、指定席やグリーン席を利用したい場合は営業時間中に買っておく必要があります。
(ハウステンボス駅)
車両は通常の特急「ハウステンボス」で使用されているものと同じ783系です。車内放送も電光掲示も「ハウステンボス」のままで、深夜帯を走る以外は何も変わりませんでした。所要時間は1時間37~8分で、日中の「ハウステンボス」より10分程度速いです。これは日中にある対向列車の交換待ちや早岐駅での分割・併合がないための差だと思われます。
車内は自由席より指定席の方が混んでいました。それでも満席ということはありませんでした。寒さと疲労のせいか、ハウステンボス発車後ほどなくして沈没する人がほとんどで、車内は静まり返っていました。私もうつらうつらしてしまい、ふと目を覚ましたら博多の一つ手前の竹下駅を通過していて、慌てて降りる支度を始めました。
今年(と言うか来年?)も同じような時間帯に5本運転されるようです。個人的にはもう少し早い時間の設定があるといいと感じました。
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