あまぎ号
◆種別:特急
◆区間:東京~伊豆急下田
今年3月にJR東日本大宮車両センターに所属する185系を157系っぽい色に塗り替えて「157系風185系」が登場しました。
(東海道線・戸塚駅付近:昭和51年)
157系とは上のような車両で、昭和34年に準急「日光」に投入され俗に「日光型」とも呼ばれる準急型車両です。特急「あまぎ」への投入は昭和44年からで、昭和51年に183系に置き換えられて廃車になるまでの約7年使用されました。
「157系風185系」は3月3日の高崎~伊豆急下田間で片道だけ運転された特急「上州踊り子」号として、翌日は特急「あまぎ」として東京~伊豆急下田間を往復しました。その後は高崎線の特急列車として通常の185系と同じように使用されています。
(伊東駅)
「157系風185系」の「あまぎ」はこんな感じの編成でした。ヘッドマークはシール貼りですが、往時の「あまぎ」のヘッドマークに字体を似せているのが何となくわかります。過去実際に185系がこの塗色で走ったことはありません。
私は河津桜+きっぷ収集の足として利用しました。「あまぎ」のリバイバルとしては平成11年以降少なくとも3回目なので、それほど目新しさはないようで、車内は空席が目立ちました。伊豆急線内まで乗車した乗客には記念乗車証が配られたようです。
私は185系を塗り替える話を聞いたとき、この色は絶対似合わないと思いました。しかし、実際に見てみると案外違和感がなく、これはこれでいいように思いました。少なくとも第1弾の湘南色よりは断然いいと思います。国鉄型の車体に国鉄特急風のカラーリングの組み合わせが良かったのかもしれません。
(伊豆急下田駅電留線)
伊豆急下田駅での電留線では色違いの185系が並ぶところが撮れました。帰りは時間の都合で、右側の185系で帰ったんですが…。田町の185系も昔ながらの白と緑のストライプに戻された編成があり、185系はリバイバルカラーがちょっとしたブームな感です。そう考えるとそろそろ185系の終焉が近づいているのかなと思ったりもします。
157系「あまぎ」の写真は7年前に「思いで鉄道探検団」の作者の方から承諾を得てお借りしていました。今も更新が続いているようで、国鉄型好きにはたまらないサイトです。
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