ファンサービス
(表面)
平成2年に発売された板東~鳴門間の往復乗車券の復路片です。往復揃っていれば素敵だったんですが、右側の往路片は使用済みでちぎられている趣味的には残念な券です。
(裏面)
裏には「鳴競」という印が押されています。これは鳴門競艇場で押されたものです。鳴門競艇ではファンサービスの一環で上限を定めた鉄道運賃の支給を行っていました。利用客は鳴門駅までの往復乗車券を購入し、競艇場で復路片を見せて運賃分を現金で貰います。この印は支払済の証明で押されたものです。そういう需要があったからこそ、硬券の往復券が常備されていたんだと思われます。
なお、鳴門競艇のHPを見てみましたが、ファンサービスは無料バスの運行のみでこの手のサービスは行われていないようです。私が知る限りでは蒲郡競艇や浜名湖競艇でも同様のサービスがありましたが、いずれも終了しているようです。競艇の売り上げは平成3年をピークに下がっているので、これも合理化の一環なのかもしれません。
児島競艇でも同じようなサービスが行われています。
ttp://www.jaja.co.jp/kojima/guide/fare.html
児島競艇の場合、往復乗車券のかえり券と競艇場入口で配布される「普通往復運賃支払い副票」を提示することで、支払いを受けることが出来る仕組みのようです。
何故か手元に平成15年に発行された副票がありした…。
投稿情報: 鉄道部長 | 2011年8 月11日 (木曜日) 19時46分
こんばんは。
富山競輪でも、同様の輸送をやっているそうです。
http://www.toyama-keirin.com/p/guide.html
わたしが知ったのは、「富山ライトレール」になってからになりますが、
富山港線の当時はどうだったんでしょうか?
#転換前に乗車しておきたかったです...
投稿情報: Boo | 2011年8 月11日 (木曜日) 22時00分
>鉄道部長さん
いいこと知りました。
児島競艇は上限2000円なのが太っ腹ですね。個人的には副票よりもかえり券にどういう印がつくのか興味があります。
>Booさん
富山競輪のファンサービスはライトレールになってからのような気がします。
富山港線は何回か乗る機会がありました。電化されていましたが閑散時間帯はキハ120系の単行が走っていたりもしました。
投稿情報: 今出川 | 2011年8 月11日 (木曜日) 23時52分