Kaeruくんリターンズ26
昨年暮れに五能線・五所川原駅を利用しました。五所川原駅は係員がKaeruくんの傍らに立って、懇切丁寧に操作方法を教えてくれるということを噂で聞いていました。そもそもKaeruくんは省力化を企図して導入したと思うんですが、少なくともこの駅においてはその目標が達成されていない感です。
(ドアの向こうにKaeruくんが鎮座)
Kaeruくんは奥羽線・土崎駅と同じようにブースの中に鎮座していました。北東北の駅は寒さ対策のためか、窓口がブース内にある駅が多いようです。みどりの窓口があった当時のカウンターはそのまま残っていました。ちなみに私は8年前にこの窓口で新幹線の指定券を購入していました。
(何気に八戸開業初日)
そのカウンターで係員とばあさんが時刻表を見ながら何やらやり取りをしていました。係員はばあさんの要望を聞きながら時刻表を調べ、それを申込書に転記し、駅の集計端末(?)で値段を調べた上で、「○○円ですので、この申込書をそこの機械の読取口に置いて(きっぷを)買ってください」というようなことを言ってそれを渡していました。
一見親切なサービスぶりですが、この光景はとんでもなくマヌケに見えました。もし、みどりの窓口があって係員が直接発券することができれば、係員はばあさんのきっぷを中途半端に機械へ委ねずに済みますし、ばあさんだって極力触りたくないであろう機械を触らずに済みます。現状が誰にとっても嬉しくない仕掛けになっているように見えました。
この乗車券は横浜市内着の乗車券を呈示した上で、はみ出す部分を購入したものです。何事もなく平穏に購入できたので、やり取りは割愛します。
横浜市内の西端は東海道線・戸塚駅と根岸線・本郷台駅があります。西へ行くにはいずれも大船駅を通る必要があります。
戸塚~大船 :5.6Km
本郷台~大船:3.6Km
平塚駅までは東京近郊区間内に収まっているので、乗車経路に拠らず最短距離(根岸線経由)で運賃計算できます。なので、この場合は戸塚駅ではなく本郷台駅を発駅とするのが正しいと思います。平塚駅の場合はどちらから計算しても400円だったんですが、着駅によっては差が出ることもあります。
戸塚~鎌倉 :10.1Km(210円)
本郷台~鎌倉: 8.1Km(160円)
Kaeruくんのオペレーターは盛岡にいるので首都圏の事情には疎いとは思いますが、こういう小さいことも少しずつ意識してもらえたらなぁと感じました。
【現地ガイド】
◆場所…五能線・五所川原駅
◆時刻…午前11時ごろ
◆オペレーター…オッサン
◆マルス端末…なし
初めまして。私も何度か五所川原のkaeruを利用しましたが、導入当初から「大不評」です。当時、五所川原の助役から「売り上げが月100万円単位で減っている」を言われました。しかも隣にはVPがあるにもかかわらず、旅客誘導もせず、VPの社員も知らないふりをしているなどただあきれるばかりです。kaeruを導入するなら駅ではなく、市中のショッピングモールに導入した方がよかったのではないでしょうか?
投稿情報: E5HAYABUSA | 2011年8 月11日 (木曜日) 10時40分
売り上げが落ちて当然だとは思いますが、そこまでの落ち込みは想像していなかったかもしれません。Kaeruくんを市中店舗に置く案は面白いですね。
どうせ窓口に係員がいるのには変わりないので、8:00~1700など一交代で済む時間だけ窓口を復活させ、それ以外の時間帯をKaeruくんに委ねればいいように思います。
投稿情報: 今出川 | 2011年8 月11日 (木曜日) 23時30分
最近ではER端末の新規設置や機能向上等もなく、もはや放置状態ですね。売り上げが減少するなどの問題点は会社も把握しているでしょうが導入した以上、失敗を認めたくないのかもしれません。
震災で盛岡のセンターが被災したことにより、首都圏のER設置駅でも切符が購入出来なくなるといった新たな問題点も浮き彫りになりました。
投稿情報: マルス2号 | 2011年8 月13日 (土曜日) 02時49分
Kaeruくんは機械の償却期限が来るまで放置でしょうね。その後どうするか見モノですけど。
震災で首都圏の駅までとばっちりが来たとは思いませんでした。遠隔対応だとそういう非常時のバックアップ体制を考えておかなければならないでしょうけど、Kaeruくんそれすらなかったと言えそうですね。
投稿情報: 今出川 | 2011年8 月14日 (日曜日) 02時16分