仙台空港
それにしても大変なことが起こったものです。東北地方太平洋沖地震とも東日本大震災とも言われている地震です。被災を受けられた皆様に謹んでお見舞い申し上げます。
私は5年間仙台市に住んでいたので、被災地は一度は行ったことがあるところがほとんどです。今も東北地方にいる大学時代の同級生や後輩はみな無事が確認でき、ひとまず安堵しました。その中には県や市の職員として救援・復旧活動に従事している人もいます。彼らは大変でしょうが、被災者や地域のために考えられるベストを尽くしてほしいと思います。
私は地震発生時にはちょうど会社を休んでいたため、自宅にいました。最初は「あ、揺れてる」ぐらいにしか思わなかったんですが、振幅の大きな揺れがいつもより長く続いていたので普通の地震じゃなさそうな感じがし、すぐにテレビを点けました。それからはずっとテレビに釘付けで、次々と伝わる被害状況に文字通り絶句していました。特に津波が仙台市若林区や名取市の街を飲み込んでいく様は衝撃的でした。
また、海岸から程近いところにある仙台空港のターミナルビルや滑走路は完全に浸水して、空港機能は麻痺していました。この記事を書いている時点では、利用客や職員・近所の人約1300人がターミナルビルで孤立して救援を待っている状況です。
このきっぷは東北線から仙台空港にアクセスするJR→仙台空港鉄道の連絡券です。仙台空港鉄道は空港アクセス改善のため、東北線・名取駅から分岐する形で平成19年に開業した鉄道です。これにより仙台~仙台空港間が最速17分で結ばれ、道路事情に左右されることなく定時性を確保できるようになりました。私が仙台を離れてからのことですが、初めて乗ったときには「いいものができたな」と思いました。
(仙台高速鉄道:杜せきのした駅)
テレビで見る限りでは空港本体も含め、復旧にはしばらく時間がかかりそうな感じです。高架区間がほとんどなので、津波よりも地震での高架橋や線路の損傷が心配されます。再び以前のように空港利用客を乗せて電車が走るようになることを祈念して止みません。
ご心配をお掛けしました。当地もそうですが、東北方面の被害者を考えますと…言葉もありません。
兎に角皆様に普通の生活が訪れます事を願う小生です(記事と関係ないコメントで大変に恐縮です)。
投稿情報: 水浜軌道 | 2011年3 月14日 (月曜日) 18時02分