博多MVD-7
福岡空港から地下鉄で博多駅に移動し、特急列車への乗り換えを急いでいた時のことです。最終目的地が特急停車駅ではなかったため、博多駅の「指定席券売機」で乗車券と自由席特急券を同時購入しました。MV35型だったので、レスポンスも速くサクサクと発券まで進みました。しかし、発券される時の音がいつもと違うのが気になりました。(端末の外観は→こちら)
(乗車券)
(自由席特急券)
悪い予感は的中し感熱印字でした_| ̄|○ MV35型は感熱印字にも対応しています。
発売箇所は「博多MVD-7」という見慣れない表記になりました。JR九州は昨年半ばまでに管内のマルス端末を全てMR32型に置き換え、熱転写印字は「指定席券売機」で残るのみとなっています。それに伴って熱転写印字で必要なインクリボンの在庫は減る一方になっているため、感熱印字のMV35型の出現は時間の問題だったのかもしれません。これから広がっていくものと思われます。
筐体がMV35型で感熱印字と言うと以前紹介した「東京駅C61」がありましたが、東京駅はクレジットカード専用機の亜種だったのに対し、博多駅は現金・クレジットカード併用可能な普通のMV35型の印字部分を感熱に置き換えたものでした。
(長崎駅MV35型発行)
ちなみにこの2日後に利用した長崎駅やつい3日前に利用した熊本駅のMV35型はまだ熱転写印字でした。
最近利用した大分駅MV35も熱転写印刷でした。
(九)博多などは、感熱に切り替わったようですが、ic定期券にも対応しているのでしょうか?
感熱マルス設置駅では月数回、販売履歴を媒体に保存してるようですが、博多MVDではどうしているのか気になるところです。
設置台数の多い駅ではあまり普及しないような気もします。
リボンの管理の方が格段に楽なはずですから。
投稿情報: よし | 2010年7 月10日 (土曜日) 07時15分
博多駅の指定席券売機はSUGOCA定期券の更新には対応していませんでした。その点では東日本の指定席券売機は進んでいます。
熱転写式ですと感熱式よりも機械の可動部分が多いですし、インクリボンが必要になります。リボンの管理コストと機械の維持コストを勘案してのことになりますが、私は設置台数の多い駅でこそ感熱式が普及するような気がします。
投稿情報: 今出川 | 2010年7 月13日 (火曜日) 21時30分