奈良万葉きっぷ
(ゆき)
(かえり)
6月末まで開催されている「奈良ディスティネーションキャンペーン」に合わせて奈良近辺のJR線が1日フリーになるきっぷです。私は京都駅から利用しました。JR西日本特有の前日まで発売の縛りがあったので、5489サービスで先に決済を済ませて当日朝京都駅で受け取りました。発売エリアは以下の通りです。
- 東海道(琵琶湖)線…米原~京都
- 山陰(嵯峨野)線…京都~園部
- 東海道・山陽(神戸)線…新大阪~加古川
- 福知山(宝塚)線…尼崎~篠山口
- 大阪環状線…全駅
- 阪和線…天王寺~和歌山と東羽衣
だいたい大阪近辺は網羅しているように見えますが、関西(大和路)線、片町(学研都市)線、おおさか東線と東海道線の通称京都線のエリア(新大阪~西大路間)は設定がありません。フリーエリアは以下の通りです。
【フリー区間】
- 関西(大和路)線…三郷~奈良~平城山
- 和歌山線…大和二見~王寺
- 桜井(万葉まほろば)線…高田~奈良(全線)
なんか中途半端なエリアだなぁ…と思っていたら、奈良県のJR線の全区間がこれだけでした。「奈良近辺」ではなく「奈良県全域」がフリーになるきっぷでした。
【ひとこと】
京都~平城山間の片道運賃が650円なので、単純に往復するだけで間違いなく安くなってはいます(近鉄との料金比較は横に置いときます)。ただ、奈良をJRだけで移動するのは限界があります。競合相手ではありますが、「奈良・大和路フリーきっぷ」ほどでなくとも、少しぐらい近鉄やバスをフリーエリアに組み込めなかったのか検討の余地はあったと思います。
今年は平城遷都1300年ですから、DCが終わっても奈良への観光客はそれなりに多いと思われます。だから、このきっぷはおそらく6月末で終了することなく発売延長されるか、秋に再発売されるような気がしています。
使い勝手…★★☆☆☆
お得感…★★☆☆☆
当日発売…なし
小児用…あり
【補足:15/7/5】
「奈良万葉きっぷ」は発売終了しているようですので、カテゴリーを追加しています。
単純に奈良まで往復でも安い場合が多いようで、JRで奈良へ行くときに何回か使いました。
なお細かいツッコミになってしまいますが、新大阪駅発は設定があり、神戸線エリアに組み込まれています。
投稿情報: 鉄道部長 | 2010年5 月31日 (月曜日) 07時14分
ご指摘の部分はこっそり直しましたm(_ _)m
往復するだけで元が取れてしまうようなきっぷではやはり期間限定なのかもしれません。
投稿情報: 今出川 | 2010年6 月 1日 (火曜日) 21時45分