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2009年11 月19日 (木曜日)

コメント

MT54

このきっぷは東北運輸局の「ローカル線活性化事業」の一環として運輸局長の鶴の一声で発売が決定しましたが、売り上げの90%はJRに入ってしまい、残りは数十円単位で各事業者に配分される仕組みなので地方私鉄にとっては売れて乗られれば乗られるほど累積負債が増えるというとんでもない代物だそうです。

運輸局からしたら閑散期のてこ入れ企画でもあった訳ですが、既にいくつかの事業者からは相次いでこのような企画はもうやめてほしいとの声があり、次回も発売する可能性は低いです。

料補収集家

MT54さんのコメントにもありますが、東北運輸局の働きかけで私鉄・三セク各社が「しぶしぶ」参加したようなものなので、今後出る可能性は極めて低いです。何社か参加しなかった事業者がありますが、要はそういうことです。

いちおう東北ローカル線パス1枚発売ごとに各社の輸送人員が「プラス1」され輸送密度も書類上は上がることになりますが、輸送人員増えながら旅客収益が減るという現象が起きるというカラクリが発生します。

「ぶらりおとぎ街道号」は阿武隈急行線内における東北ローカル線パスでの乗車が不可でしたが、その辺りがどうやら絡んでいる模様。

VC-50

仮に切符が1万枚売れたとしてある会社は1枚あたりの配分が50円だった場合、50万円の収入になります。
1万枚売れても実際にその会社線に乗りに来る客は1万人になるわけがなく、利用エリアの広さ的に1割1千人程度かと。
書類上はともかく、実際に乗りに来た客数換算でいえば1人あたり500円とかになるわけで、こういう切符による需要喚起効果も含めてトータルで考えての話になるんではないでしょうか。

と精一杯肯定的に考えてみましたがどうでしょう?
なお立山黒部アルペンきっぷみたいに、購入者のほとんどが会社線を利用するのが明らかな切符の場合は当然一枚あたりの配分は多くなりますね。

よこりん

恐らく営業キロで案分している(するしかない)んでしょうね。とは言え需要喚起効果は大きいと思われるので、次回からは値段や有効期間は据え置きで南北に分割するなどして存続してほしいですね(東北は広い&各社とも高いので、エリアが半分になってもインパクトは薄れないと考えます)。

あと、野岩や東武とタイアップして首都圏の客を取り込むことも考えてもらいたいものです。

今出川

きっぷの趣旨としては決して悪くないと思います。

ただ、このきっぷのように複数社絡む場合は予め利害調整をしっかりしないと、どこかしら不幸なところが出てしまいます。私鉄と比べるとJRの路線ネットワークや販売力は比較にならないものがありますが、売り上げの多くを持って行ってしまうようではちょっとどうなのかな…と思います。

個人的には3日間8000円ぐらいでも売れると思います。それと私鉄側でも発売するようにすればきっぷ売り上げの配分の他に販売手数料も得ることができます。きっぷヲタ的に各社ごとのバリエーションが増えれば面白いですが…。

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