のぞみ早特往復きっぷ(九州~都区内)
以前、「のぞみ早特往復きっぷ」の九州~名古屋間のものを紹介しました。九州側からは名古屋市内着のほかに、三河安城~西小坂井間、豊橋~二川・豊川間、浜松、横浜市内、東京都区内の6区間の設定があります。今度は東京都区内着です。東京都区内着でもきっぷの構成は九州~名古屋間のものと同じです。
(往復きっぷ:ゆき)
(往復きっぷ:かえり)
(指のみ券:ゆき)
(指のみ券:かえり)
発売額は32000円です。普通に払えば41940円(通常期:運賃は往復割引適用)となり、約1万円割安になっています。当日予約できるとはいえ、エクスプレス予約の38760円(乗車券は往復割引)よりもさらに安いです。
九州~東海地方のものは逆向きの東海地方発となる設定もありますが、九州~首都圏のものは首都圏発となる設定はありません。以前、新横浜駅の窓口でJR西日本のHPのプリントアウトを手にしたオッサンと揉めているのを見かけました。
エクスプレス予約の割引拡充も結構ですが、往復での割引はありません。このきっぷが首都圏からでも売っていたら九州へ行く際は新幹線も使えるんだけどなぁ…と常々感じてしまいます。飛行機に対抗すべく発売しているのであれば、首都圏発を発売すると需要喚起になると思うんですが、逆に売れすぎて儲けがなくなるから困るというジレンマがあるのかもしれません。
首都圏発が設定できないのは東日本との兼ね合い及び自社のエクスプレス予約の方が明らかに割高で不利なのと、加えて自社管内では「のぞみ号の安売りをしたくない」というJR東海側の事情と聞きます。
それにどの旅客会社も同じ考えがあるようですが、悲しきかな「首都圏の客はさほど割引をしなくても乗ってくれる」というのが現状であり、この切符以外にも数ある企画券で首都圏発だけが無いというパターンは会社を問わず結構あります。
投稿情報: MT54 | 2009年10 月30日 (金曜日) 01時33分