セントラルライナー
◆運転区間:名古屋~中津川
◆運転本数:上り10本、下り11本
◆使用車両:313系
平成11年12月の名古屋~中津川間で日中運転されていた快速列車のうち1時間に1本を定員制のライナーに仕立て、「セントラルライナー」としました。今まで紹介してきたライナーは平日の通勤時間帯に運転されるものばかりですが、この「セントラルライナー」は毎日日中に運転されるのが大きな違いです。
中央線快速列車の停車駅は増加傾向だったので、快速列車の停車駅から鶴舞・大曽根・勝川・春日井の各駅を通過とし、到達時分の短縮を図りました。多治見~中津川間は各駅停車のままです。
名古屋駅を特急「しなの」は毎時0分に発車し、「セントラルライナー」はその間を埋めるべく毎時15分に発車します。名古屋と岐阜県東濃地方の都市間連絡という役目を負っています。どう見ても快速列車ですが、種別の表記は特にないので普通列車扱いということになるんでしょうか??
車両はJR東海神領車両区所属の313系(8000番台)です。313系の性能はそのままですが、銀色の車体にオレンジの帯が入った「セントラルライナー」専用車です。シートピッチを広めに取ってあって、内装もちょっと豪華です。合間に通常のローカル運用に入ることもあります。「セントラルライナー」で運用される際は3ドアの真ん中を締め切り扱いにしています。
乗車整理券は310円で、ちょっと変わった発売方法を採ります。既存の快速列車を間引いたので、本数減となる多治見~中津川間だけ乗車する場合は乗車整理券は不要です。言い換えれば名古屋~多治見間を含む場合は乗車整理券が必要となります。改札外の券売機ばかりでなく、ホームにも乗車整理券の券売機があり、1週間先まで前売りも行っています。
きっぷは見てのとおりの券売機券が基本です。席番まで指定されているのでマルスシステムに座席情報が収容されていると思われますが、マルス端末での発券はできないようです。券売機のない駅では常備軟券の乗車整理券を発売しています。
3~4回しか乗ったことないですが、乗車整理券の発売方式はあまり評判が良くないようです。中津川から名古屋方面ヘ向かう上り列車の場合、多治見までで降りる客と名古屋以遠まで通す客が混在します。多治見までの客は乗車整理券を持たないので適当な席に座りますが、名古屋以遠まで通す乗車整理券を持った客が後から来た場合は移動しなければなりません。
列車の写真は名古屋駅で撮影したものです。
【補足:2015/6/26】
「セントラルライナー」は平成25年3月のダイヤ改正で廃止されましたので、カテゴリーを追加しています。
中津川での、10分ほどの乗り換え時間の合間に、乗車整理券を買って、セントラルライナーに乗り継げたりって出来ますか?
投稿情報: 快速 | 2009年7 月 6日 (月曜日) 17時45分
需要が高いのか、他路線で展開しないところを見るとそうでもないのか・・・。
正直この列車が登場したとき「日中のライナーなんて需要あるのかな。短命じゃないか?」と思っていたのですが、記事を読んだら間もなく10周年なんですね。
投稿情報: ららら | 2009年7 月 6日 (月曜日) 21時27分
>快速様
以前、中津川駅にて10分の乗り換え時間でセントラルライナーに乗り継ぎましたがホームに設置のライナー券売機で購入のうえ余裕で乗り継ぐ事ができました。
>今出川様
ライナーはマルスシステムには収容されていないためJR東海独自のシステムにて座席管理されているものと思われます。なお一部のホームライナーに連結されている指定席グリーン車のうち一部の座席のみがマルスに収容されています。
投稿情報: マルス2号 | 2009年7 月 6日 (月曜日) 23時30分
本社内に設置されているサーバーにより座席を管理です。但し ホームライナーのグリーン車指定席など一部は、新型タッチパネル券売機からマルスシステムに接続してから発売のようです。
投稿情報: MR | 2009年7 月 7日 (火曜日) 00時26分
>らららさん
当初は他路線で展開する話もあったようです。
しかし、名古屋地区の東海道線は名鉄と、関西線は近鉄と競合します。静岡地区でやるとなると自社の新幹線を食ってしまいかねません。おそらく中央西線以外は展開のしようがなかったんじゃないかと推測しています。
>マルス2号さん、MRさん
「セントラルライナー」はともかく、グリーン車連結のライナーは自社とマルスの二本立てで管理しているんですかね?そもそもライナーのグリーン券をマルスシステムに収容して全国発売する必要もないと感じているんですが…。
投稿情報: 今出川 | 2009年7 月 7日 (火曜日) 20時50分
ホームライナーグリーン車の管理についてはMRさんの言うように本社サーバーを経由してマルスに照会している可能性もありそうなのでもう一度調べてみます。
ライナー・近距離券売機とマルスの双方で購入できるのはそれぞれにメリットがあると思います。券売機では発車間際でも即座に購入できるとともにICカードやオレカが使用できるメリットがあります。窓口でのマルス発券であれば細かな座席指定への対応・クレジットカードの使用・社割やジパングなどの割引証に対応することも可能です。
JR東日本の中央ライナーグリーン車はライナー券売機のみで発車30分前から現金発売しているので何かと不便に感じます。
投稿情報: マルス2号 | 2009年7 月 8日 (水曜日) 14時27分
新型タッチパネル券売機からマルスシステムに接続してから発売するホームライナーのグリーン車指定席や青空フリーパスなど一部は、マルス券様式と同じような様式になっていて区別できるようです。
投稿情報: MR | 2009年7 月 9日 (木曜日) 00時55分
現行発売システムについて新聞に掲載していたはずで、図書館で調べたけれどわからなかったのです。
投稿情報: MR | 2009年7 月 9日 (木曜日) 21時31分
調査した結果、JR東海ホームライナーのグリーン車はマルス収容の座席と券売機発売分の座席と2本立てで管理している模様です。マルス中央装置には段列1番〜5番(列車により異なる可能性あり)のみしか収容されていません。6番以降は券売機発売分として別管理されているものと思われます。
投稿情報: マルス2号 | 2009年7 月10日 (金曜日) 21時54分
駅係員に聞いた話とは 間違っていた可能性大です。すみませんでした。
券売機発売ホームライナーグリーン車指定席券画像をネットで調べたらマルス券様式になっていないし、マルス取消符号が入っていないとは、券売機発売分として別管理されている可能性大です。 しかし券売機発売青空フリーパスになぜマルスコードが印字されているのが疑問です。
投稿情報: MR | 2009年7 月10日 (金曜日) 23時37分
JR東海のホームライナーのグリーン券は、1週間前まではマルスでのみ発売、1週間前からは近距離券売機での発売との2本立てになっています。
ライナー券に関しては自社サーバー管理、グリーン券は自社サーバーからマルスサーバーに接続して発売していると、当時のパンフレットに書いてあった記憶がありますが・・・パンフレットを探しだしてみたいと思います。。。
投稿情報: Tatsumi | 2009年7 月11日 (土曜日) 17時13分
マルスで調べてもらったところホームライナー多治見・太多・瑞浪号のグリーン車発売は 1番から5番のみでした。
投稿情報: MR | 2009年7 月11日 (土曜日) 21時15分