佐久間レールパーク号
▼種別:快速
▼運転区間:名古屋→中部天竜→豊橋
(豊橋駅発車サイン)
佐久間レールパークへへのアクセス列車として3月以降の週末に快速「佐久間レールパーク」号を運転しています。行き(1号)が名古屋~中部天竜間、帰り(2号)が中部天竜~豊橋間の運転です。かつては飯田線では週末になると佐久間レールパークや沿線ハイキングへのアクセス列車を多数走らせていましたが、最近では壊滅状態でした。
車両はJR東海大垣車両区の117系でした。4両中1両(3号車)が指定席です。定期運用を減らして運用に余裕ができた373系がここで登場するかと思っていたんですが、373系を使ってしまうと特急「伊那路」との区別が付かなくなってしまいます。117系は足が遅くて2ドアであることが災いして定期運用を減らしていますが、思わぬところで白羽の矢が立った感です。種別幕は「臨時」ですが、4月の運転から特製ヘッドマークが取り付けられています。
指定券は2号よりも1号の方が格段に取りにくいです。1ヶ月前の発売日に売切れてしまうこともしばしばです。なぜなら、1号の指定席利用客だけに硬券タイプの「乗車証明書」が配布されるからです。しかも、月ごとにデザインを変えるという今までのJR東海らしからぬ念の入れようです。私の場合は前日の夜遅くにダメ元で聞いてみたところ、通路側ながら運良く空いていたので、予定を組み替えて乗ってきました。
当初は指定券を回収して乗車証明書を配るとのことでしたが、さすがに反発があったようで回収はしなくなりました。その代わり豊橋運輸区の車掌が無効印を持参して、乗車券を併せて確認し、指定券に無効印を押した上で配布していました。指定券には「豊橋運区」という世にも珍しい車掌区の無効印が押されています。個人的には乗車証明書なんかよりもこの無効印の方が熱かったりします。私の近くに座っていたオッサン(3番C・D席を2席占拠してたあなた!)が子供の指定券を見せて変な言い訳を付けて2枚貰おうと食らいついていましたが、見事に却下されていました!一人一枚は徹底されていました。
実際の指定席の乗車率は半分程度でした。指定券は持っていたものの混雑を嫌って自由席に移動していた人も少なからずいたようだったので、純粋に自由席に乗っていた人はもっと少なかったと思います。東海道線区間(名古屋~豊橋)は数えるほどしか人が乗っておらずガラガラでした。名古屋から運転する必要はないように思いました。飯田線は単線なので交換待ちが多く、ずいぶんと時間を要しました。鈍足で有名な「伊那路」がとても速く感じたほどです。
この列車を利用した客層は純粋に佐久間レールパークを見に来た人と、乗車証明書などのグッズ目当てだけで来たヲタオヤジとできれいに二分されました。私が行った翌週からは豊橋駅で記念弁当が発売されるようになったので、グッズ目当ての人の割合が増えていそうな感です。
上の写真は飯田線・新城駅で、下の写真は中部天竜駅で撮影したものです。下の写真の左側の建物が佐久間レールパークです。
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