Kaeruくんリターンズ18
(八日市場駅のKaeruくん)
今回は総武線・八日市場駅です。八日市場駅は千葉県匝瑳(そうさ)市の中心駅であり、1日16本の特急列車が停車する駅です。そんな駅に「Kaeruくん」を導入してしまっていいのかどうか疑問に感ずるところですが、とりあえず使ってきました。今回は指定席用の回数券を購入すると同時に、そのうちの1枚を使って指定を取ろうとしました。
オぺ:「お待たせしました。○○です。」
よく聞き取れませんでしたが、オペレーターが名乗ったのは初めてです。
私:「東京~銚子間の『房総料金回数券』の指定席用とその1枚使って次の『しおさい』の指定席を八日市場から東京までください。できれば窓側で」
オ:「銚子までの回数券でよろしいんですね?」
私:「はい」
オ:「お作りしますので少々お待ちください」
ここでわざわざ確認されたのは八日市場~東京間の特急指定席は、八日市場着の一つ下の価格帯の「房総料金回数券」でも事が足りるためでした。先々使うことを見越してわざと上の価格帯の回数券を買い、内方乗車しました。
オ:「こちらの画面の通りでよろしいでしょうか?」
と言われて画面を見たものの、「房総料回指東~倉(替」という一見意味不明な文字列が並んでいます。「房総料金回数券」の指定席用は「東京・品川・新宿・池袋~千倉・銚子・安房鴨川」という区間設定で発売されているのを知っていたので、「倉」というのは千倉の「倉」ではないかと想像しました。さらに「指」という文字は「指定席用」ということではないかと判断しました。
私は鉄ヲタなので知識の断片を組み合わせて辛うじて類推できましたが、一般客がこんな表記で理解できるとはとても思えません。わかりにく過ぎます。あと、参考情報として金額がいくらになるかぐらいは表示して欲しいものです。
私:「…多分大丈夫だと思います」
ほどなくして「お席をお取りできませんでした」という情報が画面に表示されました。ただし、「窓側席」とありました。
オ:「『しおさい12号』は満席ですね」
私:「通路側はありますか?」
オ:「少々お待ちください。…通路側はありますね」
「それは満席って言わねえよ」と心の中で思いつつ、カードで精算しました。きっぷはすぐに出てきましたが、ランプが点滅したままカードがなかなか出てきません。何だか嫌な予感がしました。しばらくその状態が続いた後、画面に「係員がまいります その場でお待ちください」というメッセージが出ました。かれこれ「Kaeruくん」は20回近く使っていますが、カード詰まりを起こしたのは2回目です。なので免疫はありました。後ろに並んでいたサラリーマンの冷たい視線は気になりましたが…。ほどなくしてカードは駅員によって無事に救出されました。ちなみに前回とは別のカードです。
駅:「カードが曲がってるから機械が不具合起こすんですよ」
私:「そんなに曲がってるってほど曲がってないでしょう」
駅員の不遜な態度が気に入らなかったので言い返しました。カードを財布に入れているので確かに少し「反って」はいますが、同じJR東日本の「指定席券売機」でも、近所のセルフスタンドの精算機でもカード詰まりなんて起こしたことありません。しかし、次の一言で諦めがつきました。
駅:「この機械だとダメなんですよ…」
そう言われると「はぁそうですか…(´・ω・`)」としか言いようがないです。もはや一駅員でどうこうできるレベルの話でもなく、会社としてちょっと反っているぐらいでカード詰まりを起こすような機械を何とかしてくれという話になります。いずれにしろカードが少しでも反っている場合は気を付けたほうがいいです。
(回数券本体)
(指のみ券)
出てきたきっぷは回数券本体と指のみ券と別々になっていました。同時に指定を取る分だけ一葉券にするという小技は使えないようです。本当は改札口で回数券に「指定券発行済」の押印を貰う必要があったんでしょうが、面倒&不愉快だったので素通りしました。
ちなみにこの日吹いた春一番のせいで首都圏のJRは軒並み一時運転見合わせとなり、「しおさい12号」は1時間以上遅れて東京駅に到着しました。気分的にまさに踏んだり蹴ったりの感でした。
【現地データ】
◆場所…総武線・八日市場駅
◆時刻…午後2時半ごろ
◆オペレーター…オッサン
◆マルス端末…撤去済み
このシリーズのファンです。
状況は違いますが、地元の駅に指定席券売機が設置されてからずっと案内係りの女性が張り付いています。(リターンズ7で登場したような存在の人です。)
もう設置されてからだいぶ経つのですがいつまでいるつもりなんでしょう。
みどりの窓口も健在なので合理化とは正反対だと思うのですが・・・。
ちなみに私に言わせれば用語の意味すらわからないただの素人おせっかいオバハンです。
投稿情報: ららら | 2008年3 月16日 (日曜日) 20時29分
このシリーズはネタが枯れ気味な上に会話のやり取りを覚えていなきゃいけないため、なかなか難儀しています。
「指定席券売機」が設置される駅ではだいたい営業時間の短縮(≒合理化)がセットになっている感じがします。
私の最寄り駅にも案内の人がいます。おばちゃんではなく学生のバイトって感じのあんちゃんですが…。ヲタではなさそうです。確か彼は3代目ぐらいです。
投稿情報: 今出川 | 2008年3 月17日 (月曜日) 00時53分
あははっ駅員の発言笑えますね(笑)
自分の会社が勝手に導入したくせに。
この機械はダメとは言わず申し訳ありませんと言うべきで、いかに恥罵支社らしいです(笑)
まあ、応対した社員も本音はこんなもの入れやがってと思っていたりして(笑)
投稿情報: 高梨 | 2008年3 月17日 (月曜日) 23時25分
ちなみに前回カード詰まりを起こした時も「機械の調子が悪い」みたいなことを言われました。この時も千葉支社の鹿島神宮駅でした。
現場の駅員だと客からの苦情をダイレクトに直接受けるわけですから、「Kaeruくん」を導入した支社の決定に対し、内心では苦々しく思っているかもしれません。
投稿情報: 今出川 | 2008年3 月18日 (火曜日) 00時24分
いつも楽しく拝見しております。
実は自分の地元駅がこの八日市場でして、オペレーターの中には迅速で正確な方も数名は居るものの、時々、マルスに不慣れな方に出遭ってしまいます。
待ち時間の問題や担当者名の表示、周遊きっぷやレンタカー、イベント券扱いにされているディナー券他、JRの窓口でしか買えない券種の販売開始など、この機械の使い勝手の悪さと共に早急な改善を切望していますが、当のJRは今のところやる気がないようで、困っております。
投稿情報: SASUGA | 2009年7 月24日 (金曜日) 00時16分
Kaeruくんは2年以上動きがない放置プレイ状態ですね。JRとしても改善する気はないように見えます。おそらく、機械の償却が終わる頃にはKaeruくんを撤去して
①窓口復活
②「指定席券売機」に置き換え
③窓口廃止
のいずれかの動きがあると思います。②が一番現実的な感じがしますが…。
投稿情報: 今出川 | 2009年7 月27日 (月曜日) 21時18分