早春成田初詣号
◆種別:快速
◆区間:宇都宮~成田
昔の資料を見てみると初詣列車(一般向け・団体専用)が今よりもたくさん運転されていたことがわかります。列車から車にシフトしたのもあるのかもしれませんが、そもそも団体列車で旅行するというニーズも減ってきたのかもしれません。宇都宮~成田間で運転された快速「早春成田初詣」号はそんな今では減りつつある初詣列車のうちの一つです。
私が乗車したとき、車内は化粧とアルコールと加齢臭が混合したかなり微妙な香りがしました。ヲタ列車に乗ると数日風呂に入ってなさそうな異臭を放つ人が近くに座ることがありますが、それとは違います(爆)客層はヲタはほとんど目に付かず、推定平均年齢60歳以上の中高年で占められていました。私の指定された席では先に乗っていたおばちゃん4人が座席を回転させて酒宴を開いて大騒ぎしていました。無理やりその宴席に割り込んでまで自席に座りたいというこだわりもなかったので、近くの空いた席に座りました。なお、車内は8割がた席が埋まっていました。
きっぷの乗車記念印は成田駅で押されたものです。昨年の「ちばDC」を契機に県内の主な駅に同じデザインのものが置かれているようです。
(武蔵野線・南浦和)
この列車は大宮駅までは東北(宇都宮)線を普通に下りますが、大宮駅から貨物線に入り武蔵野線に合流します。武蔵野線・南流山駅から渡り線に入り、常磐線・北小金駅付近で常磐快速線に合流し、我孫子駅から成田線を経由して成田へ至ります。貨物線や渡り線は定期旅客列車が走ることがあまりなく、こういった時にしか乗れないものです。(と言いつつ湘南新宿ラインの赤羽~西大井間は主に「山手貨物線」という貨物線を走っているわけですが…)
車両はJR東日本大宮総合車両センター所属の189系「彩野」でした。この車両の本来用途は東武直通特急の車両が不測の事態で使用できなかった場合の代走要員ですが、こうして臨時列車に充当されることもあります。写真は武蔵野線・南浦和駅でフェンスの隙間から撮影したものです。正面の幕は「臨時」となっています。
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