きっちり車内改札
福知山線・宝塚駅発行の感熱マルスの自由席特急券です。JR西日本の感熱マルス(MR32端末)は岡山・広島地区へのICOCAが導入に伴い同地区に集中投入されているようで、関西地区(アーバンネットワーク)では一段落ついているような印象です。
この券には車掌区のスタンパーが2つ押されており2回車内改札(検札)を受けたことがわかります。しかも、みやこ列車区と福知山車掌区という具合に別の区所です。おそらく福知山駅で特急列車どうしを乗り継いだものと思われます。
私がよく利用するJR東日本では在来線でも車内改札を行っていない優等列車が多く、実際に使ったきっぷが購入時のままきれいに残ることも珍しくありません(私の中では使った痕跡のないきっぷはコレクション中でも下位になります)。悪い言い方をすれば(見つからなければ)特急券なしで乗ってしまうこともできてしまいます。せっかくこっちは特急料金払っているのに払わなかった者勝ちになるのは面白くありません。このきっぷを見てJR西日本はきっちりやってるなぁ…と感じました。
居眠りしているときに車内改札で起こされると煩わしさを感じることはあります。しかし、中間改札のある新幹線はともかく、在来線優等列車での車内改札は「あって然るべきもの」と捉えているので仕方ないかなと思っています。
東日本では支社によって極端に政策が違いますよね。みどりの窓口廃止や車内改札の省略による人件費削減があるかと思えば車内改札省略に対応する確認用の機械も投入することで人件費の削減は出来ても違った所でお金がかかってしまいます。逆に千葉支社では5両の【わかしお】【さざなみ】に5人も6人も車掌を乗せて車内改札をさせています。
結局の所、車内改札廃止によってちゃんと指定された席に座っていれば不正をされても気付かない結果になり会社としても不利益を被るのではないかとも考えられます。
なんのための車掌かとも思えます。車内改札やそれに伴う機械導入をするくらいなら【はるか】のようにシートの所にチケット入れを設けて改札が睡眠妨害にならないようなシステムを考えた方が効率がよいきがしますが・・・
投稿情報: 改札 | 2007年10 月 8日 (月曜日) 13時00分
JR東日本の車内改札省略の考えとしては
(人件費削減効果) >> (機器導入費用) + (取りはぐれた運賃・特急料金)
という感じなのではないでしょうか?
内部のコスト意識ばかりでなく同じサービスを受けている乗客に対する公平性という観点も欲しいものです。
チケットホルダーは便利だと思いますが、JR北海道で「盗難された場合でもその責を一切負いません」と書かれているように、きっぷ盗難のリスクは否定できないと思います。なので、私は敢えて使いません。
投稿情報: 今出川 | 2007年10 月 8日 (月曜日) 23時16分
私鉄有料特急においても小田急や東武・近鉄で同様のシステムを導入していますね。近鉄では比較的単価が高いうえに無人駅や他会社とのノーラッチ駅が多いせいか日付や列車によっては乗車券・特急券ともに検札をする場合もみかけます。
投稿情報: 端末券収集家 | 2007年10 月 9日 (火曜日) 01時43分
近鉄の場合甲特急では誤乗されたお客様の確認をかねて通過駅間の長い区間で検札が行われます。
私も帰省のときによくアーバンライナーを利用しますが、大阪発で八木、名古屋発で津・四日市で誤乗されたお客様を下ろすための臨時停車の経験があります。
投稿情報: Tatsumi | 2007年12 月24日 (月曜日) 10時44分