ムーンライトながら徒然
平成8年に登場して11年間大きな変化のなかった快速「ムーンライトながら」ですが、今度のダイヤ改正で大きく変わります。
◆下り
①全車両が東京~豊橋間を指定に。小田原以西の一部自由席がなくなる。
②発車時刻が30分繰り上がり日付変更線が横浜から小田原に。
③平塚・国府津通過。
◆上り
④全車両が大垣~東京間の全区間を指定に。自由席全廃。
⑤富士・川崎・新橋通過。
⑥東京到着は約40分遅くなり、上野発各方面の始発に間に合わない。
◆共通
⑦喫煙車を廃止し全車両禁煙車に。
(東海道線・平塚駅)
18きっぷユーザーには良くないことの方が多いと思います。指定券がないと乗ることすらできなくなり(→①④)、日付変更線が小田原になるので日付が変わるまでの運賃が余分にかかり(→②)、「ながら」で一晩過ごして北へ向かうには接続が悪くなるわ(→⑥)…と。さらに愛煙家だったらもう踏んだりけったりですね(→⑦)。
私個人的には④以外は正直どうでもいいです。上り列車を始発代わりに使う利用客もいるので、定期券と指定券で利用できない現状での全車指定席化は拙速だと思います。
この指定券は今回のダイヤ改正で通過となる平塚駅発のもので(→③)、実際に平塚駅から実際に使ったものです。着駅の熱田は改正後も引き続き停車しますが、豊橋から先は全車自由席となるため熱田着の指定券はなくなります。私が乗った時には隣の席が既に気持ちよさそうに爆睡していたため起こすのも忍びなく思い、車掌に一言言ってガラガラの4号車の空席に座りました。ほどなくして停車する小田原から4号車は自由席になるので結局検札は回ってきませんでした。
さらに喫煙車の指定券もありました。しかも熱海より先は自由席となる車両です。私自身タバコは吸いませんが、禁煙席が満席だったため仕方なく喫煙席にしました。
ただ、私は分煙には賛成ですが、昨今のヒステリックなまでの嫌煙風潮には強い違和感を持つ一人で、特別料金を取る新幹線・特急列車ならば喫煙車がなくとも最低限喫煙コーナーぐらいは用意してあってもいいと思っています。
写真は東海道線・平塚駅に進入した下り「ムーンライトながら」です。この光景もあとわずかです。
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