貨物線経由快速

那須散策号

◆種別：快速

◆運転区間：平塚～黒磯

　５月２７日～６月１１日の土日に平塚～黒磯間で快速「那須散策号」が運転されました。

　東海道線～東北（宇都宮）線というルートだと湘南新宿ライン（横須賀線～山手貨物線）経由が想像されますが、この列車は方向幕にもあるとおり武蔵野線経由でした。明らかに遠回りですが、武蔵野線内の停車駅で乗客を拾うためとか、湘南新宿ライン経由では通れないダイヤ上の制約があったのかもしれません。

　平塚～横浜間は東海道線の線路を走り、横浜駅を発車してからしばらくは本線を走り、京浜東北線・鶴見駅そばにある新鶴見信号場から武蔵野貨物線という貨物専用線に乗り入れました。武蔵野貨物線は南武線と並行するように走り、府中本町駅から武蔵野線に乗り入れます。西浦和駅を過ぎたあたりから短絡線を経由して京浜東北線・さいたま新都心駅付近で東北（宇都宮線）に合流し大宮駅へ至ります。ちなみにこの短絡線は埼京線・中浦和駅のすぐそばを通ります。旅客列車がめったに走らないルートを走ったので、沿線の風景は興味深いものがありました。

 

　車両はＪＲ東日本大宮総合車両センター所属の１８９系「彩野」でした。４月に賛否両論あった以前のド派手な赤から東武乗り入れの４８５系と同じような落ち着いた塗色に塗り替えられました。４８５系故障時の代走（東武１００系スペーシア）の代走で使う予定があるそうです。

　私が乗った５月２７日に変更後初めて旅客運用だったので沿線や駅には撮り鉄がたくさんいました。私は那須まで行く気合がなかったので、指定は久喜までにしましたが、当日空腹と睡魔にあっさり負けて大宮で降りるというヘタレぶりでした（爆）

　写真は東海道線・大船駅で撮影したものです。正面方向幕には「快速　那須散策号」というシンプルな字幕が用意されていました。