上信電鉄端末券
(上信電鉄・上州富岡)
上信電鉄は高崎~下仁田間を結ぶ鉄道会社です。当初の計画ではその名のとおり上州(群馬)を信州(長野)を結ぶ鉄道を目指したそうですが、明治30年に現在の区間が開通した後は世界恐慌の影響で計画が頓挫し、群馬県内で完結する現在の状態になっています。
8年前までは高崎駅でJRと改札口を共用していたのでごく自然に連絡運輸がありました。平成17年7月にJR高崎駅の改修(東口と西口改札の統合)工事が完成すると両社での改札口の共用を取りやめ、連絡運輸も廃止となりました。駅施設の改修に伴う連絡運輸廃止は珍しいと思います。
上信電鉄・吉井駅から高崎経由東京山手線内への乗車券です。上信電鉄の端末券です。マルスの85mm券より一回り大きいきっぷで自動改札機には対応していません。「新幹線経由で」と頼んだんですが在来線経由で発券されてしまい、JR部分だけでも100Kmを超えるのに「発売当日限り有効」となっています。この端末では新幹線経由の発券はできなかったのか今さらのように気になります。
JR高崎駅の工事によって中央通路が完成し、駅の東西が分断されていたのが解消しました。しかし、同時に改札口分離されたことにより上信電鉄⇔JRの乗り換えは遠回りになり、こちらの方はあまり評判が良くないようです。近年、JRとの社線との改札口共用は減らしていく傾向があるので、時代の流れと言ってしまえばそれまでなんですが…。
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