福岡市営地下鉄通過連絡
この記事が通算600本目です。
福岡市営地下鉄(:福岡市交通局、以下「福岡市交」)空港線はJR筑肥線に直通乗り入れしています。筑肥線は昭和10年に私鉄の北九州鉄道として博多~伊万里間で開通しました。昭和12年に国鉄に編入され国鉄筑肥線となりました。博多~佐世保間を筑肥線経由で結ぶ急行列車が運転されていた時期もありました。
そんな筑肥線でしたが昭和58年に福岡市交1号線の姪浜~室見間、中洲川端~博多間が開通した際に大きな転機を迎えました。姪浜~西唐津間を直流電化し、姪浜駅を接続として1号線に相互乗り入れを開始しました。1号線と重複する博多~姪浜間は廃止しました。平成5年には1号線(空港線)の博多~福岡空港間が延伸され、福岡空港~西唐津間の相互乗り入れを行っています。なお、地下鉄が乗り入れない唐津~伊万里間はいまだ非電化のままです。
JRとの普通連絡運輸の設定がある公営交通は福岡市交だけです。姪浜接続とともに、博多~姪浜間通過連絡の設定もあります。もともと地下鉄が国鉄線の代替となっているので理由はわかるような気がしますが。
このきっぷは福岡市交通過連絡のきっぷです。はるか遠く東京都区内からの通過連絡の設定もあります。経由は博多・福岡市高・姪浜となっています。「福岡市交」ならわかるんですが、なぜ「福岡市高」なのかは謎です。
【補足:15/6/7】
JR東日本と福岡市交通局の連絡運輸は打ち切った模様です。JR東海との設定は残っているので、JR東海の駅では引き続き東京都区内発のきっぷを購入することはできます。
最近のコメント