JR北海道の指定席券売機2
JR北海道の指定席券売機ではトクトクきっぷを発売しています。種類に多寡はあるものの、これはどこの会社でも同じです。ただ、JR北海道の場合、異様に範囲が広いのです。
私が試したのは函館線・琴似駅です。指定席券売機に近寄る人が誰もいないので、いろいろと触ってみました。あくまで琴似駅での事例を調べただけであり、他のJR北海道の指定席券売機については各自で調べてみてください。
まず、トップメニューから「おトクなきっぷ」に遷移していくと、「本州エリア回数券」というメニューがあります。札幌で本州エリアの回数券を売る必然性については疑問がありますが、東北新幹線ぐらいはあるんだろうなと思いました。
そして、さらに先に進んでみました。候補に表示されたのは以下の6商品でした。
- 房総料金回数券(自由席)
- 房総料金回数券(指定席)
- あずさ回数券
- 新幹線回数券(自由席)
- 新幹線回数券(指定席)
- 新幹線回数券(グリーン席)
確かに新幹線回数券はありました。しかし、新幹線とはまるで関係ない「房総料金回数券」や「あずさ回数券」の取扱いがあるのには驚きました。また、新幹線回数券も上越・北陸新幹線の区間の設定まであったり、東北新幹線でも東京(山手線内)~小山や宇都宮といった首都圏区間の設定もあり、かなり謎な構成でした。
特に使う予定はなかったんですが、せっかくなので「房総料金回数券」を買ってみました。発売箇所は「琴似駅MV1」となっていて、JR北海道の琴似駅の指定席券売機で遠く離れた首都圏の「房総料金回数券」が購入できています。買えてしまった時には半信半疑でした。
JR北海道で発券された「房総料金回数券」でも当然ながら発行替にも対応していました。券面下部の(1)というのが原券がJR北海道で発行されたという証です。
更新していないだけかもしれませんが、JR東日本の「おトクなきっぷ」のページで「房総料金回数券(指定席用)」の発売箇所を調べてみても、「JR東日本の首都圏エリアの~」とはありますが、JR北海道で発売する旨の記載はありません。JR北海道の指定席券売機の謎機能と言っていいと思います。
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