窓口営業終了後の乗車変更
特段、何の変哲もない指定券に見えると思います。注目してほしいところは、指定席券売機の「横浜駅VF2」発行でありながら、あたかも窓口で発行したような「乗変」印が押されているところです。
こちらが変更前の指定券です。7月25日23:54発の指定券を同じ日の22:58に乗車変更を申し出て座席を取り消しています。おまけに「○○指令承認済」という文言も記入されています。※○○は指令の固有名詞。
事の顛末はこうです。当初「青春18きっぷ」を使って「ムーンライト信州」で旅行しようと画策していましたが、当日夕方に本命だった「ムーンライトながら」の指定席が取れたため、予定を変更しました。「ながら」に乗るべく横浜駅に向かっている最中に、当初乗る予定で不要になった「信州」の指定券が財布から出てきました。
(横浜駅みどりの窓口)
「横浜駅で何か別の列車に変更するか…」と思っていたんですが、あいにく横浜駅のみどりの窓口は22時で閉まっていました(せめて「サンライズ」が発車する22時30分ごろまでは開いてて欲しい!)。これは完全に想定外でした。めげずに指定席券売機をいじってみたところ、別の日の「ムーンライト信州」に空席がありました。
そこで、改札の係員に事情を説明し、7月25日の「信州」の座席を取り消して乗車変更できないかという相談をしてみました。まったくのアテがなかったわけではなく、以前横浜市内の別の駅の改札口で、深夜0時近くに翌日早朝の列車の座席取り消しをしてもらったことがあったので、何とかならないかなという期待はありました。
係員はまず変更したい列車のきっぷを指定席券売機で買って、変更前の指定券と一緒にまた改札口へ持ってきて欲しいと言いました。指示通りそうすると、係員はどこか(指令?)へ電話をし7月25日の「信州」の座席を取り消していました。
一通り電話が終わると、係員はきっぷに「○○指令確認済」の記入をし、取消済印に乗車変更申出印と自分のシャチハタ印を押しました。そして、新たに購入した指定券に対しては「乗変」印を押印しました。後で指定席券売機を確認したところ、ちゃんと7月25日の「信州」の座席は戻っていました。
おそらくですが、改札口に取消済や乗変の印が常備されているということは、窓口営業時間外での旅客都合による変更や取消に対し、JR東日本横浜支社の駅ではある程度便宜的に対応してくれるということなんでしょう。他の支社がどうかは何とも言えませんが。ただ、横浜駅に限らず最近のJR東日本の駅の窓口はどんどん営業時間を短縮しているので、これぐらいトレードオフかなとは思います。
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