中山道トレイン’13
◆種別:急行
◆区間:名古屋~奈良井
ここ5年ほど名古屋方面から秋の木曽路を観光する臨時列車が運転されています。平成22年の急行「木曽路クルーズ」号に始まり、昨年まで快速「宿場町トレイン」、快速「中山道トレイン」と毎年何らかの臨時列車が設定されています。車両は急行列車は特急「しなの」と同じ神領車両区の383系が、快速列車は大垣車両区の117系「トレイン117」が充当されていました。
JR東海では昨年春のダイヤ改正で117系の定期運用を終了しました。117系はほどなく廃車が始まりましたが、イベント用に改造された「トレイン117」はしばらく臨時列車として運用するという発表がありました。しかし、結局は7月の飯田線での団体専用列車を最後に廃車となりました。個人的には1年程度は使うのかなと思っていたところだったので、定期運用終了後わずか3ヶ月で姿を消すとは思いませんでした。
そんなわけで「トレイン117」が廃車になってしまったため、昨年秋に運転された「中山道トレイン」は区間を名古屋~南木曽から名古屋~奈良井に延長し、車両を静岡車両区の371系に変更した上で快速列車から急行列車となりました。371系は117系と同じタイミングで定期運用を失い、こういった臨時列車として細々と活躍しています。
371系は7両編成で、3・4号車はグリーン車です。実質3両だった「トレイン117」より大幅に定員が増えています。私が乗車した際は発売2日目の時点で4人まとまった指定席が取れなかったため、グリーン車にしました。実際にグリーン席でも満席に近い状態でした。連休最終日だったことやパックツアーが設定されていたこともありますが、意外なほどの人気ぶりに驚きました。
グリーン車の配置は通路を挟んで1-2列になっています。A席が1人席です。木曽川の渓谷や山々の景色を楽しむのであればC席側がよいと思います。私は手前の中津川駅で降りてしまったため、そんなにいい景色は楽しめませんでしたが…。
急行「中山道トレイン」は去年と同じ形態で今年も運転されます。ただし、11月上旬の土休日5日間の設定となっています。1ヶ月近く設定された去年より運転日数が減っています。
写真は名古屋駅で撮影したものです。ヘッドマーク幕の右下のナナメ筋は影が写りこんだものですので、デザインではありません。371系は先頭車が曲面になっているので、きれいに撮影するのがなかなか難しいです。
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