つがる延長運転
普段は八戸~青森・弘前間で運転されている特急「つがる」ですが、青森ねぶたまつりの期間中は見物客輸送のため弘前行の最終列車が秋田駅まで延長運転されます。かつては青森~秋田間には急行「お祭り北東北」や特急「ねぶた」なんて列車が運転されましたが、平成15年以降は「つがる」の延長運転という形で落ち着いています。
これは4年前に私が青森ねぶたまつりを見た帰りに使ってきたきっぷです。「つがる29号」は普段は弘前止まりですが、秋田行に延長されていました。青森駅を出る時点で指定席はほぼ満席で、停車駅ごとに減る一方でした。大館駅と東能代駅でまとまった客が降りてしまい、東能代駅から先はほぼ空気輸送となりました。秋田駅に1時過ぎに放り出された私は快速「こがねドリーム」に乗って夜を明かしました。「こがね」を利用した夜行列車で、この年のこの日限り運転されたある意味伝説と化した列車です。
「つがる」は今年暮れの東北新幹線延伸に伴うダイヤ改正によって、現在の形態では廃止が見込まれています。よって、「つがる」の延長運転は今年で最後かもしれません。しかし、私個人的には案外「つがる」という愛称だけは全く別の列車として残るような気がしています。鉄ヲタ的には「つがる」よりも「津軽」にして欲しい感はありますが…。
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