みどりの券売機乗車票
(大和川橋梁)
阪和線・浅香駅は大阪府堺市の北にある駅です。駅のすぐ北を流れる大和川を挟んだ向こうは大阪市です。浅香駅の上りホームから大和川橋梁を通過する列車がお手軽に撮れるため、関西に行くときはたまに立ち寄ったりします。
(浅香駅のみどりの券売機プラス)
浅香駅は昨年4月末でみどりの窓口の営業を終了し、代わりにMV50型ベースの「みどりの券売機プラス」が設置されました。「みどりの券売機プラス」は一時期設置が止まっていましたが、ここ3~4年で設置が再開され近畿圏の小駅を中心に着々と増殖しています。
再訪の記念も兼ねて久々に利用してみようと思い、浅香駅の「みどりの券売機プラス」で払い戻しをお願いしてみました。その旨をオペレーターと会話したところ、「みどりの券売機プラス」ではできない払い戻しだったらしく、みどりの窓口がある隣の杉本町駅か堺市駅に行っていただけるのであれば無料で行ける乗車票を発行しますと言われました。
私は「みどりの券売機プラス」では普通に払い戻しはできると思っていたので、予想外の展開に少々戸惑いながらも堺市駅まで行く旨を伝えました。ただ、今になって思えば一筋縄ではいかない案件だったかもしれません。
そうしたら、券売機からこちらの乗車票が吐き出されました。発売箇所は「浅香駅MK1発行」となっているとおり紛れもなく「みどりの券売機」から発券されたものです。私はJR東日本のように改札口で紙切れが貰えると思っていたので、「すごいハイテクだな」と感じました。120mm券なので当然自動改札は通らず、有人改札を通りました。
乗車票の注意書きの2つ目に「着駅では有人改札の係員にご呈示の上出場いただいた後、きっぷ購入等の際に窓口係員にお渡しください」と記載されており、堺市駅で出場する際は回収されず手元に残りました。
無事当初の用件を終えて堺市駅を後にする際にマルス端末から復路用の乗車票が発券されました。ただし、すべてが印字されていた往路用と違って区間は手書きです。取扱いに○を付けたり、券番等は追記する必要があったのかもしれませんが、端折っています。
復路用が発券される際に往路用は今度こそ回収されるかと思っていたんですが、注意書きの3つ目に「往路用の乗車票と同時使用の場合に限り有効」とあるように、往路用はそのまま返却されました。
JR東日本のみどりの窓口閉鎖駅には株主優待やジパング割引、Suicaや定期券の払い戻しなど「指定席券売機」で対応できない取扱いの時に近隣のみどりの窓口設置駅に行けるよう手当してある場合がありますが、JR西日本の「みどりの券売機プラス」でも同様の扱いがあるということが期せずして分かったのは有意義でした。ただし、「みどりの券売機プラス」は紙の割引証の取扱いや普通の払い戻しは可能なので、JR東日本の乗車票と比べて登場する頻度はずっと低いとは思います。
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