増毛着常備券
(留萌本線・箸別~増毛間)
12月4日の留萌本線・留萌~増毛間の廃線まであと1ヶ月を切りました。私は今年の9月にようやく初めてこの区間を乗車してJR北海道完乗を達成したんですが、列車によっては2両編成に増結されていて、多くの人で賑わっていました。11月からは旭川~増毛間に直通する臨時列車も運転されているようです。
留萌~増毛間の列車は現在6往復運転されていますが、ほぼ並行して「沿岸バス」のバス路線が9往復しています。所要時間はいずれも30分なので、列車でもバスでもどちらでもいいような区間ではありました。廃止後は沿岸バスが同区間の輸送を担います。
6月10日より、深川・留萌の両駅で廃止区間の記念入場券と、深川→増毛、留萌→増毛の常備軟券の普通乗車券が発売されています。普通乗車券を2枚購入した際には収納する台紙が貰えました。
私は前々から礼文島に行く予定を組んでいたため、ちょうど運良く前日の6月9日から北海道に滞在していました。そこでちょっと行程を組み替えて深川駅で仕入れてきました。
特急「オホーツク1号」で深川駅に着いたのは朝8時半過ぎでしたが、朝6時の発売開始から券番は0041まで進んでいました。行列ができるほどではなかったですが、訪れる人がパラパラと買っているような感じでした。同業者っぽい人も少々いました。
発売箇所は両方とも深川駅になっています。留萌発の乗車券でも「深川駅発行」になっているのはいかにも記念券っぽいなぁと感じました。ちなみに留萌駅で発売しているものの発売箇所は両方とも「留萌駅発行」となっています。
私のようにフルコンプなどというアホなことを考えるなら留萌駅でも購入する必要があります。
台紙に入れるとこんな感じになりました。日本海を背に走る単行の列車がいい感じです。記念きっぷっぽく台紙が付いていながら、表紙はあくまで「普通乗車券」と謳っているのが面白いです。
一昨年の5月に江差線の末端区間が廃止される際は廃止の1年前から小出しで記念きっぷや入場券を売っていたのに、留萌本線は何もないのかなと感じていました。こういった記念きっぷは製作費が安い割にある程度売り上げが見込めるので、巨額の赤字で苦しむJR北海道にとっても悪くない商売です。コストを減らすのも必要ですが、こうして小銭を拾うのも大切だと思います。
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