黒磯駅での精算扱い
東北(宇都宮)線・黒磯駅は首都圏側のSuicaエリアの北限です。一方、仙台圏側のSuicaエリアの南限は矢吹駅です。首都圏と仙台圏をまたがってのSuicaの利用(例えば宇都宮~須賀川間など)はできず、事前にきっぷを買っておくか、着駅で精算する必要があります。
(黒磯駅精算所)
黒磯駅の精算所では首都圏⇔仙台圏のSuicaエリアをまたぐ利用やSuicaエリア外への利用に際し、きっぷの発売を行っています。しかも、結構大々的に宣伝しています。いまどき精算所できっぷを発行するいうのは珍しいので、試してみました。
精算所には車発機があって、レシート券ではなくこのような緑色の券が発行されました。首都圏の駅での超繁忙期の臨発でたまに見かけますが、このように常用しているのは珍しいと思います。
発売箇所表記は「黒磯002」となっています。また、ICカードのチャージから決済したので、右下に四角囲みのICの印字もあります。もちろん、現金での決済もできます。
黒磯以北は東京近郊区間から外れるので、最短経路での運賃計算になりません。乗車経路を申告しないと想定外の運賃を差し引かれかねないので注意する必要があります。
私はモバイルSuicaを利用していました。「発消 携帯端末」となっているとおり黒磯駅の端末で八王子駅での入場記録を取り消した上で、「購 携帯端末」できっぷの代金3670円を決済しています。
Suica利用エリアの末端駅でこういう取扱いを行っているのは私が知る限りでは黒磯駅だけです。Suicaに限らずICカードのエリア跨り利用で改札口に長蛇の列ができていることも多く見かけるので、事前にこうして精算できるのはいいと思います。
大々的に宣伝はしていませんが、熱海駅の幹窓口へ行くと、Suica入場取消→発駅からの乗車券発券はやっていますね。ただ、ICカード残額からの決済はできないので、そういう意味では黒磯駅とは異なりますね(代わりにクレジットは使えます)。
投稿情報: Misaki-A | 2016年10 月12日 (水曜日) 11時33分
鶴見線の鶴見駅(連絡改札)でも同様の取り扱いがあるようです。
(鶴見線は一部駅で券売機がなく代わりに乗るときに乗車駅証明書をとり連絡改札で乗車券購入/交通系ICカードでのチャージでの決済も可)
投稿情報: たかなし | 2016年10 月13日 (木曜日) 00時03分
あとエリアまたぎの乗車券と言えば東京駅のJR東日本の改札内みどりの窓口とかですね。
(窓口精算機で乗車駅確認・発消でマルス端末で乗車駅から目的地までの乗車券発売。Suicaエリア外の新幹線経由も発売可)
投稿情報: たかなし | 2016年10 月13日 (木曜日) 00時32分