○社 小川町
八高線・小川町駅はその名の通り埼玉県比企郡小川町にあります。東京では一般的に「小川町駅」と言うと都営地下鉄の駅を指すことが多いですが、埼玉県にもあります。ここでは埼玉の小川町駅について書きます。
小川町駅には東武東上線も乗り入れています。もともとは大正12年に東武線の駅が先に開業し、昭和9年に八高線の駅が開業しています。駅は東武が管理しており、JR線の改札はなく要員もいません。JR側から見ると社線委託駅になります。
(八高線ホーム)
駅舎や出入口は東武線側にあり、八高線と東武線のホームは少々離れていて跨線橋で結ばれています。東武線は電化されていて池袋から直通する10両編成の通勤電車が発着するのに対し、八高線は2~4両のディーゼルカーが走るローカル線と対照的な光景が見られます。
(跨線橋上の読取機)
ICカードでJRと東武線を乗り継ぐ場合は、跨線橋にある読取機にタッチする必要があります。これを忘れると、到着駅で出られなかったり、出られても想定外に高い運賃を引き去られることがあります。
きっぷは東武線用の券売機3台の傍らにJR券用の券売機が1台だけ設置されていて、1660円区間までの乗車券が購入できます。ICカードでの決済はできず、現金のみです。
この券売機で購入したきっぷはこんな感じです。様式は似せていますが、券紙は東武線のものと同じ、年号は西暦表示で、およそJR券らしくありません。また、ご丁寧に右下には「○社 小川町駅発行」と印刷してあるのが趣味的にポイントが高いです。
この券売機に置き換えられる前は新潟までの長距離券も購入できたようです。知ってはいましたが、当時は券売機券にあまり興味がなかったのでスルーしていました。いま考えると実に惜しいことをしました。
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