御柱祭臨発2016
今年は6年に1回の御柱祭が諏訪大社で開催されました。諏訪大社は上社と下社に分かれていて、上社の最寄り駅は茅野、下社は下諏訪です。御柱祭のスケジュールは以下のように「山出し」「里曳き」「宝殿遷座祭」の3つに分かれていて、上社・下社それぞれ別の日に行っています。
上社(茅野) | 下社(下諏訪) | |
山出し | 4/2~4 | 4/8~10 |
里曳き | 5/3~5 | 5/14~16 |
宝殿遷座祭 | 6/15 | 5/13 |
さて、6年前にも訪ねていましたが、私の中では今年も御柱祭の常備券の往復乗車券の臨発があるかどうかが関心事でした。諏訪湖の花火の際には毎年臨発があったものの、ここ数年の間に長野地区では常備券を扱う駅が激減していましたし、平成26年4月より諏訪近辺の特急停車駅でもSuicaが利用できるようになり、常備券がなくなる可能性もあるかもなとは思っていました。
…結局のところ、下に挙げたとおり今年も常備券の発売がありました。ただ、前回と異なり、発売日の押印欄が設けられ、花火で発売されるものと同じ様式になっています。
こちらは下諏訪着で、下社向けの往復乗車券です。5月16日の里曳き最終日の翌日の17日まで使用開始とすることができます。なので、4月9日に購入していますが、5月18日まで有効ということになります。
こちらは茅野着で、上社向けの往復乗車券です。こちらも5月5日の里曳き最終日の翌日の6日まで有効ですが、宝殿遷座祭は1ヶ月以上後にずれ込むため、6月15日(の翌日)まではさすがに使えないようです。
券番を見てもらうと分かるかと思いますが、茅野駅は4月9日発行で0072番、岡谷駅は5月3日発行なのに0015番です。常備券を発売していた駅にも温度差があって、駅舎内にテーブルを出して積極的に売っていた駅もあれば、窓口のみの発売で引き出しの奥の方から出してきた駅もありました。 茅野駅が前者で、岡谷駅が後者でした。
発売する側がこんな調子でしたし、いまやiPhoneにモバイルSuicaが乗るような時代ですから、6年後の御柱祭の時に常備券が残るかどうかはちょっとあやしい気がしています。
いまや、お年寄りの方がICカード利用率高いですからね。
現金いらないから。
投稿情報: 駅務員 | 2016年9 月11日 (日曜日) 18時52分