団体旅客乗車票(北九州市内)
JRの団体乗車券は8名以上の乗客が同一行程で旅行するという原則です。東京都区内や大阪市内など特定都区市内制度が適用される条件での旅行する場合は、バラバラでそのエリア内の駅での乗車・下車ができます。
一例を挙げると、東海道新幹線で名古屋駅から東京駅まで乗車した団体客の乗車券は、営業キロ201Kmを超えているので「東京都区内着」扱いになります。東京到着後に改札外へ出ずに団体から離団し、新宿や上野といった東京都区内の駅まで移動ができるという理屈です。
ただ、団体乗車券は団体で一枚です。各個人で一枚ずつはないので、先ほどの場合の際に東京都区内の駅で出入場するための乗車券の代わりのようなものが必要になります。それが団体旅客乗車票になります。
一例を挙げます。このきっぷは見ての通り、北九州市内発着用の団体旅客乗車票です。使った人の話によると、新幹線で小倉駅に到着し、小倉駅の在来線乗換改札を出る際にツアコンの人から貰ったそうです。なので発行箇所が「JTB北九州」になっています。
今回はJR九州の北九州市内の団体旅客乗車票を紹介しました。福岡市内も同じような様式ですが、JR各社ではまちまちです。古くは硬券がありましたが、現在は機械券やこのような軟券に切り替わりました。また、地図式のものもあります。こちらも気が向いたら少しずつ取り上げていきます。
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