ICチャージでの車内精算
JR東日本の車掌が持っている車発機はICカードのチャージで決済できるようになっています。直近で車発機を更新したタイミングで対応したようです。全部の区所を確認したわけではないんですが、弘前や秋田のようにSuicaエリア外の区所の車掌も対応の車発機を持っていました。
対応させる前までは「車内での精算は現金のみとさせていただきます」という車内放送が流れていたぐらいです。逆に言うと、そういう放送をしなければならないほどICチャージで決済したいという客が後を絶たなかったんだと思います。
よくあるのがICカードエリア内から入場しエリア外へ直通利用した場合で、これまでは現金精算に限られていましたが、チャージから引き落としができると結果的にICカードが使えたことと同義になります。JR東日本としてはSuicaの利便性をより高めたいという意図があって導入したんだと思いますが、利用者側にとっても現金のやり取りをする必要がなくなり便利になりました。
こちらのきっぷは快速「ムーンライト信州」の車内で精算したきっぷです。中央東線→塩尻→中央西線経由の乗車券を所持していて、松本駅まで別途乗り越しました。車掌手持ちの車発機がICカード決済に対応してそうだったので、モバイルSuicaでの決済をお願いしました。8421MのMの上に小さくICとあるのがICチャージで決済した証です。別に乗車券に限らず、自由席特急券でもチャージからの精算ができます。
なお、JRグループでこの機能がある車発機は今のところJR東日本だけのようです。
【補足:2016/7/30】
私は未確認ですが、JR北海道にもあるという情報をいただきましたので、最後の一文はいちおう消しておきます。
JR北海道もKitacaエリアの受け持つ車掌区は同じ端末を
持っています。ただ、実際に精算したことがないので
どういう扱いまでやってくれるかは未知数です。
東日本はIC精算は社線方向へは発売禁止。JR区間までに
限ると聞いています。
例)踊り子号 だと下りの場合三島までならICで精算可能
上りは乗り越した分は仕方ないから、修善寺から初乗り
きっぷできた場合は精算可能かと思われます。
投稿情報: 河原雄三 | 2016年7 月30日 (土曜日) 08時19分
北海道新幹線に乗った時、JR北海道の車発機にもICカード読み取り機が付いていたのを見ました。
車掌さんに聞いてみましたが、今はまだ使用許可が下りていないとのことで使うことはできませんでした。
投稿情報: むーむー | 2016年7 月30日 (土曜日) 08時39分
初めまして。
ICエリア内の駅からエリア外の駅までの精算を車内で行った場合、発駅の情報も車内で取り消ししてもらえるのでしょうか?
有効証明書を持って、エリア内の駅での発駅キャンセルになるのでしょうか?
ICカードが車内でも使えるようになっているとは知らず、気になった次第です。
投稿情報: ハッシー | 2016年8 月31日 (水曜日) 00時07分
車内の端末でICの入場記録を取り消した上で、きっぷを発券してくれるようです。
投稿情報: 今出川 | 2016年8 月31日 (水曜日) 23時21分
IC決済の社線連絡や、IC決済での乗車券購入については、各支社や乗務員区で異なるようです。
水戸支社ですと、(起終点に連絡改札がない)大洗鹿島線への連絡乗車券や、水戸線・水郡線の乗車券はいずれもIC決済できます。
一方、他支社のICエリア外のとある運輸区では、IC入場処理関係以外の決済はNGになっているところもあるようです。
そのほか、Bグリーン券については、余程の事情(乗継が短い等)がない限りは、IC決済で発券させないようにしているようです・・・。
投稿情報: GuPVOG2013 | 2016年9 月14日 (水曜日) 21時51分
やっぱり現場レベルでは制限がかかってるんですね。
でも、利用者的に同じJR東日本でIC精算しようにも、区所によってできるできないの違いがあると、それはそれで分かりにくい感はあります。
投稿情報: 今出川 | 2016年9 月25日 (日曜日) 23時24分