仙台まるごとパス エリア外発売
昨年暮れに久々に「仙台まるごとパス」を利用しました。私は大学在学中は仙台に住んでいたので、「仙台まるごとパス」に含まれるような観光地はほとんど行っていました。なので、単独ではあまり利用機会はありませんでした。今回は嫁を連れての観光だったので、久々の利用となりました。
平成17年の発売当初はJR線・仙台市営地下鉄・市営バス・宮城交通の一部路線だけでしたが、仙台空港鉄道や阿武隈急行も利用できるようになり、JR線もフリーエリアが広がってさらに便利になっています(東北線の南限が岩沼→白石)。
さらに昨年12月6日に上の写真の仙台市営地下鉄東西線・八木山動物公園~荒井間が開業し、早速「仙台まるごとパス」のフリーエリアに組み込まれています(クリックすると拡大します)。
ただ、発売当初はJR東日本全域で購入できたのが、今では「フリーエリア内のみどりの窓口・びゅうプラザ・主な旅行会社」と発売エリアが狭くなって逆にサービスが悪くなっています。JR東日本は支社間の縄張り意識が強くて、他支社関連のきっぷを売りたがらない傾向が強い感じがありますが、まさにそれが商品にも現れた感じです。
このきっぷは見ての通り「びゅうプラザ渋谷」で購入しています。当然フリーエリア外ですが、仙台エリアを着地とする旅行商品と一緒であればフリーエリア外のびゅうプラザでは購入できます。エリア外の発売箇所を「びゅうプラザ」に限定するのはありとしても、別に「旅行商品と一緒」って縛りをかける必要はないと思うんですけどね。
発売エリアの縛りがあるのは、エリア外(他支社)の駅で購入できるようになってしまうと、エリア内支社の直接収入と窓口利用が減るからではないでしょうか。各JR間で他社線のきっぷを発券すると手数料が発生するのは有名な話ですが、同じ会社内の支社間で手数料があるとは聞いたことがありません。
とはいえ、旅先で少ない滞在時間などに再度きっぷを買うのは手間ではありますから、北陸おでかけパスと北陸周遊乗車券のようにエリア内客向け、エリア外客向けで金額や効力に差をつけて利用しやすくしてほしいと思います。
投稿情報: しなちく | 2016年6 月27日 (月曜日) 11時54分
ここ数年でJR東日本から往復+フリーエリアタイプのきっぷがほぼ姿を消し、いちいち現地できっぷを買う必要が出て不便さを感じています。
おっしゃるとおり、せめて同じ社内で一定の条件を満たす場合はエリア外での発売も検討してほしいところです。
投稿情報: 今出川 | 2016年7 月 2日 (土曜日) 00時46分