社線連絡の区間変更券2
1は8年前に仕込んでいますが、本記事とはあまり関係ありません。
最近JR東日本の首都圏の駅では社線連絡乗車券の口座を減らしています。ICカードの普及が進んでいてきっぷが売れなくなったのが大きな要因だと思いますが、あるものをわざわざなくさないでもいいのに…とは思います。振替や無賃送還のことまで考えて連絡きっぷを買う人は稀だと思いますが、制度として周知が十分でない印象はあります。
熱海駅の券売機でもかつてあった小田急線や伊豆箱根鉄道(駿豆線)の連絡券のメニューは削除され、今では伊豆急線連絡しか発売しなくなっています。そして「ご案内」の貼り紙には小田急や駿豆線連絡のきっぷが必要な場合は、窓口で購入するか券売機で接続駅まで買って社線部分は別途買うようにという旨が記載されていました。
これまで券売機で買えたもんをわざわざ買えなくして窓口に誘導するというのは、窓口から券売機への移行を進めている最近のJR東日本の施策とは逆行している感はあります。
そんなわけで、JR東日本の窓口が19時で閉まっていたため、券売機で小銭を全部使って乗車券を買ってから改札内にあるJR東海の出札で区間変更券で小田急連絡券(とグリーン券)を購入してみました。おそらくICカードで入場していれば、入場記録を取り消した上で普通の乗車券になったんだと思います。JR東海のマルスにはJR東海で取り扱える社線の運賃が全部登録されているそうなので、こういった一見変なものもあっさり出してくれます。
ただ、熱海駅の券売機に小田原接続の小田急連絡券の口座は確かにあったんですが、藤沢接続まであったかは若干記憶があいまいです。かなり大昔にはあったと思ったんですが…。
昔から連絡運賃表の「JR駅から接続駅経由、社線駅まで連絡乗車券xxx円」を見て、JR線完結の同額の乗車券を買ってしまうケースが非常に多い(結果、乗り換えできずに苦情となる)、とは聞いたことあります。
間違う客の責任ではありますが、ICに任せきりで全くきっぷを意識しなくなった弊害とも言えますね。
(逆に、きっぷが現役のエリアでは連絡乗車券もまだ主流)
名古屋や大阪では券売機も運賃表も社線連絡自体ほとんど案内していませんし、異常に細かい連絡範囲は誤発売の温床ともなります。定期以外は全廃でも良いと思いますけどね。
投稿情報: ttt | 2016年6 月 8日 (水曜日) 13時39分
最近、券売機で連絡乗車券をあまり売っていないのが気になっていました。あっても初乗り部分までしか買えないなど不便な設定になっています。
個人的にはオレンジカードで私鉄への連絡乗車券を買いたいのですが不便になっています。
投稿情報: hiro | 2016年6 月13日 (月曜日) 21時22分