旧型客車かもしか
◆種別:快速
◆区間:松本・上諏訪~富士見
昨年6月28日の1日だけ快速「旧型客車かもしか」号という列車が運転されました。
「かもしか」という列車名を聞くと平成22年まで秋田~青森間で走っていた特急列車を思い出す方がいるかもしれませんが、昭和61年11月から昭和63年3月までは長野~富士見・天竜峡を結ぶ急行列車でも使用されていました。なので、この地にもゆかりのある列車名です。
旧型客車3両を前後の電気機関車で挟んだプッシュプルで運転され、松本→富士見→上諏訪→富士見→松本と行ったり来たり2往復しました。松本発着の列車は塩嶺トンネル(みどり湖)経由ではなく辰野経由で運転されました。
(EF64-1001:松本駅)
(EF64-38:塩尻駅)
編成はこんな感じでした。富士見方がEF64-1001で、松本方がEF64-38でした。客車も機関車もすべてJR東日本高崎車両センターの所属でした。最後部までは見えにくいですが、機関車も客車も全部茶色だったので、統一感があって撮るには見栄えのいい編成になりました。
そして、機関車に取り付けられていたこの緑のNのヘッドマークを見て懐かしいなと感じました。一定年齢以上の人はすぐに分かったかと思います。
こちらの写真は昭和62年8月に中央線・上諏訪駅で撮影された急行「かもしか」の車両です。この当時169系の4両編成でした。写真はwikipediaの著作権フリーのものを借りてきました。見ての通り側面に緑で大きくNと塗られていて、おそらくこのNを今回のヘッドマークに取り入れたんだと思います。
この日を含む土日は長野県内に泊まっていて、ちょうど午前中だけ自由時間があったので2号だけ乗ってきました。パックツアーで抜いた分が相当数あったようで、ほとんど埋まっていました。私も通路側→窓側への変更を試みましたが、最後まで空きが出ませんでした。乗車区間が短い富士見~上諏訪間で運転された1・4号であれば少し違ったのかもしれません。
先日、JRグループの夏の臨時列車のスケジュールが発表されました。それによると、7月23日にも昨年とほぼ同じ形態で「旧型客車かもしか号」が設定されていました。「青春18きっぷ」期間に入ってしまっているので、指定券の争奪戦が激しくなりそうな気がします。
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