築城駅臨発
築城駅は2面2線の対面式のホームで、駅舎は築城基地と逆側の上り線側にあります。上り線と下り線は跨線橋で結ばれていますが、航空祭当日は下り線側にも臨時の改札口を設置したうえで跨線橋は封鎖します。混雑防止のため、上り線と下り線で改札分離を行っています。
(下り線臨時改札)
下り線臨時改札口の様子です。フェンスを開けただけです。右側の白いテントにJRの職員が詰めていて、到着した列車の客からきっぷの回収や精算、帰りの乗車券の発売を行っていました。
下り線の臨時発売所で私が購入し実際に使用した乗車券です。JR九州にありがちな金額常備で駅名部分をチケッターで押印する常備軟券です。青い「築城」の部分は最初から押された状態で発売していました。航空祭当日だけしか売らないものなので、日付は不要という判断なんでしょう。私は改札の係員にお願いしてチケッターは入れてもらいました。
この券はJR九州管内の簡易委託駅で多く見られます。簡易委託以外だと以前の記事で紹介した日豊線・行橋駅の平成筑豊鉄道との乗換口でも発売しています。
こちらは簡易委託駅である鹿児島線・市来駅で発売された同様の常備軟券です。様式は築城駅のものと似ていますが、左上の○ムの表記の有無や右上の券番の体系、それに金額部分の大きさが若干異なります。
乗車券の発売の様子です。各区間ごとに短冊状になっていたきっぷをちぎって売っていました。100Km以内の全価格帯の大人・小児ともあったので種類はかなり豊富で、きっぷヲタ的には壮観な光景でした。ただし、予め往復乗車券を購入している人やICカードの人が多かったようで、ここで帰りの乗車券を購入していた人は意外なほど少なかったです。
金額が印刷済みで、駅名を丸形印で押印するスタイルは、かつて券売機が普及する前の関西の私鉄で見られたスタイルですね。
この形態は消費税関連で値上げした後の井原鉄道の自社完結券でも採用されました。
それまで車発機で販売していたのを、コストの関係か更新を行わずに手売り券に切り替えたためですが、JR連絡券は発駅と乗換駅が印刷済みになっています。
投稿情報: 105系F11 | 2015年10 月15日 (木曜日) 16時02分
井原の連絡券は各種SNSで見かけますが、なかなか興味深いですね。まさかそうくるか??と思いました。
私が当地へ行ったのはもう10年近く前になりますが、当時井原駅でJR連絡を買った際は車発機ではなく補充券を書いてもらいました。
投稿情報: 今出川@大分 | 2015年10 月18日 (日曜日) 00時44分