こだまWEB早特14
JR西日本は山陽新幹線全線開業40周年を記念して、「e5489」で山陽新幹線「こだま」と新大阪~岡山間が各駅停車となる一部「ひかり」の指定席を40%割り引く「こだまWEB早特14」を7月21日~9月末までの期間限定で発売しました。以前紹介した「山陽新幹線40周年スーパー早特きっぷ」の第二弾のような扱いです。
予約は乗車券+新幹線特急券のセットで、「14」とあるように乗車日の14日前まで列車・席数限定でした。また、一旦予約したら受け取り前であっても変更不可で、払い戻してからの変更というルールでした。
発売区間は一定距離以上すべてに設定があったわけではなく、以下のようにまちまちでした。
発駅 設定のあった着駅
新大阪 岡山~広島、小倉、博多
岡山 新大阪~西明石、広島~新山口
広島 新大阪~福山、新山口~博多
新山口 岡山~広島、小倉、博多
博多 新大阪~姫路、新尾道~新山口
こうして見ると、広島発着が一番使い勝手がよさそうです。40%引きであればそれなりに需要は見込めそうな新大阪~新山口とか岡山~博多はもともと設定がなく、逆に福山~広島や新山口~小倉といった100Kmソコソコの区間でも設定があったりします。どういう基準で区間を設定したのかよくわからんなと感じました。
なお、新大阪・新神戸・広島発着は条件を満たせば特定都区市内制度が適用されました。逆に小倉・博多発着は在来線がJR九州の管轄下なので適用されませんでした。通常の「e5489」であればJR東日本の一部駅やJR四国・JR九州の駅でも受け取れるんですが、このきっぷに限ってはJR西日本の駅に限定されたのも特徴です。
(A券:乗車券)
(B券:特急券)
これは私が使用してきた「こだまWEB早特14」の現物です。[e5489専用乗車券]と印字された乗車券部分のA券と特急券部分のB券がセットで発売され、両方同時に使用する必要があります。A券に別の特急券を足したり、B券に別の乗車券を足したりという使い方はできません。
乗り遅れ時はB券は無効となりますが、A券も一緒に無効になるかどうかまでは読み取れないため、有効期間内にA券単独で在来線に乗ることは制限されていなかったのかもしれません。
「こだま」指定席の利用促進の観点から、10月以降継続発売されるか注目していましたが、そういうアナウンスはなく発売終了しました。
写真の券でいうと、新幹線と在来線では運賃が異なるので、A券単独で在来線に乗れるはずはないのでは?
投稿情報: ふなこ | 2015年10 月28日 (水曜日) 09時31分
JRおでかけネットの説明(発売終了に伴って削除されました)を隅から隅まで読まないとわからないのですが、乗り遅れた場合、新下関〜博多が絡まない区間でも、A券(乗車券)も使用できなくなりますが、運賃相当分の払戻を受けることができるようになっていたと記憶しています。
また、その際には、無効となったB券も提示しなけれぱならないとも記載してあったように思います。
これに限らず、最近のJR西日本のトクトクきっぷの説明書きはわかりづらいものが多いというか、行間を読まないと理解できないものが多いですね…。
投稿情報: 関大のきっぷマニア | 2015年10 月30日 (金曜日) 06時45分